楽天はポイント付与率が改悪?
新NISAの積立では勢い増

 そして、経済圏といえばここ、の楽天。説明するまでもなく、楽天ポイントを基軸通貨とした広大なポイントワールドだ。発行枚数3000万枚を超えた楽天カードを入り口に、楽天グループのサービスを使えば使うほど楽天市場でのポイント還元率がアップするSPUで、がっちりユーザーを抱え込んでいる。

 2024年からスタートした新NISAでは、楽天カード等による投信積立でさらに勢いをつけた。固有のポイントのため、還元対象やキャンペーンを自由自在に設定できるのはメリットでもありデメリット。

 先頃も8月からのポイント付与率変更を発表、楽天カードによる保険料や携帯電話(自社以外)、NHK放送受信料の支払いの獲得ポイント数が「改悪」される見通しに。楽天モバイル事業の穴埋めかとの臆測も聞かれ、さらに現在はクレジットカード、銀行、証券、保険、電子マネー、スマホ決済等のグループ金融を再編する方向にある。

 こちらもエールを込めて「もう少し頑張りましょう」か。個人的には、プロ野球・東北楽天イーグルスの身売りのうわさが消えないのも気になるところ。