「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場! 新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。

【人気ダイエットコーチが教える!】きちんとダイエットしてるのに体重が減らない時の原因ベスト2Photo: Adobe Stock

停滞期はダイエットが順調な証し。そのまま続ければOK!

 本書の「三勤一休ダイエット」の3つのルールを守ってきちんとやっているのに、体重が減らない場合。二つの原因が考えられます。

 1つは停滞期です。多くの場合、ダイエットを始めて1か月~1か月半ぐらいで停滞期が訪れます。最初の1か月は簡単に体重が減ることが多いので、「このままどんどん痩せられる!」と思っていたら、急に体重が落ちなくなり不安や焦りを感じるかもしれません。

 でも、停滞期はダイエットが順調な証しです。

 人体にはホメオスタシスという機能が備わっており、体を一定の状態に保とうとします。そのため、体重が急に減ると、体を飢餓状態から守るために省エネモードに切り替わり、体重が減りにくくなるのです。しかし、体がそれに慣れてくれば機能はオフになり、また体重が落ちていきます。

カロリーや糖質を減らしても体重が減らない時は「小麦」を疑う

 ただし、最初から体重がまったく減らない場合は、小麦が原因のこともあります。実は、小麦に含まれているグルテンが体質に合わない方が一定数おり、ダイエットを阻むことがあります。

 私の肌感覚では7人に1人程度。小麦製品を摂るのを2週間やめてみて効果が出たら、小麦製品を、3勤1休ダイエットの「ダイエットONの日にはだべない(3日に1日のOFFの日だけに食べてよい)「NG30品」に加えて、食べる頻度を減らしましょう。

 *本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。

 著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)

著者/野上浩一郎
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。