【1分読み切り】いつもネガティブな話をしてくる人って、ちょっと嫌ですよね。そんな人との上手な関わり方を教えましょう。
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ネガティブな話をする人
今日は「ネガティブな話をする人との関わり方」についてお話ししたいと思います。
そもそも、そういう人が嫌だと感じたら、無理に関わる必要はないのですが、会社の同僚や家族など、なかなか避けられないケースもありますよね。
そこで、完全に関わりを断つことはできないけれど、面倒だと感じる人との関わり方について考えてみましょう。
なぜネガティブな話をするのか?
ネガティブな話をする人に対して、「なんとかポジティブにしよう」「励まそう」なんて考える必要はありません。実は、それが面倒くさい相手を助長する原因になるからです。
まず大切なのは、ネガティブな話をする人の本当の意図を理解することです。多くの場合、ネガティブな話をしたいだけなのです。
ポジティブになりたいわけでも、問題を解決したいわけでもありません。この点を勘違いすると、周りの人は疲れてしまいます。一生懸命説得したり提案したりしても、相手は乗ってこないからです。
どうやって対処すればいいのか?
では、どうすればいいのでしょうか? それは、単に「うんうん」とあえて共感してあげることなんです。「大変だよね」なんて言ってあげると、相手は承認欲求を満たされて満足するでしょう。
多くの場合は、自分の大変な状況を聞いてほしいだけなのです。その相手の意図を読み誤ると、余計に面倒な事態に陥りかねません。
外れることはほとんどない
結論として、もっとも無難な方法は、アドバイスや解決策を提示するのではなく、ただ「うんうん」と聞くこと。これが外れることはほとんどありません。
話を聞いてもらうだけでポジティブになっていく人も多いです。相手は単にネガティブな話をしたいだけ。これを忘れなければ、ある程度ストレスなく、対応できるはずです。