1秒に笑うものは1秒に泣く
英語学習は走りながら学ぼう

 2番目のHARVARD BUSINESS PUBLISHINGのケーススタディは面白い。最初から全てを理解しようなんて思わなくていい。英語の難易度より興味が持てるかどうかのほうがモチベーションキープにはずっと大切だ。スターバックスやグーグルといった企業のビジネスの成功例などが10~12ドル程度の金額で読めるのだ。

 ビジネスで刺激を受けたい人、ビジネスのアイデアが欲しい人、将来、起業を考えている人など、このサイトを愛用している人は多い。今経済を動かしている企業ばかりだ。興味のある企業のケーススタディを選んで、英文で書かれたオピニオンや解説に触れる。テーマが興味深いため、英語であることを忘れるくらい読み込める人もいるはずだ。もし途中で詰まっても、右クリックしてWEBの英語辞書で調べるといい。トップページには次のURLからアクセスできる。

 https://hbsp.harvard.edu/home/

 3番目に村上春樹さんの小説を挙げた。英語版についても、作者独特の雰囲気を上手に残して翻訳がされている。内容が古すぎず、かつ新しすぎない。一人称で書かれた物語が多く、「僕」(ほとんどの作品)あるいは「私」(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』など)中心のセリフや地の文は、その描写における範囲が限定的、つまり自分の視野に近いため、読みやすい。すぐに物語の世界観に引き込まれる人はラッキーだ。続きを読みたいという欲求が常時働き、集中力が増していく。それを英語学習に使わない手はない。

 すぐに動き始める者が英語を制する。

 走りながら学ぼう。

POINT(1):自分のライフスタイルと結びつく教材アイテムを使い倒せ。

YesやNoで終わらせない
英語はパクってこそ身につく

 中学英語でいい。ブロークンな英語のままでいい。どんどんネイティブと話すために外に出て行こう。それが英語の多動力だ。そのためにより効果的に自分の英語力を進歩させられる心がけについてここでは話したい。

 例えば、Do you usually write your name with Kanji?(あなたは普段、自分の名前を漢字で書くのですか?)と聞かれたら、あなたはなんと答えるだろうか。