フィードバックを、たくさん受けたほうが上達が早いことが研究から明らかになりました。
学校の先生も同じで、生徒を伸ばすのがうまい先生は、ちょこちょこと細かく助言します。
跳び箱を教えるときにも、「できるだけ跳び箱の奥のほうに手をついて!」「踏み台のところで止まらないで!」「目線は遠くに置いて!」などと細かくフィードバックすることで、子どもも簡単に跳び箱が跳べるようになるのです。
フィードバックというものは、したりしなかったりではなく、必ず毎回やったほうがいいのです。部下や後輩に仕事を教えるときには、できるだけ毎回教えてあげる、という気持ちを持って指導を行いましょう。そのほうが、上達の度合いも大きいでしょうし、みなさん自身が上司としての評価も高まることはいうまでもありません。
勤め先を選ぶときには
職場の人間関係を重視せよ
これから就職活動をしようとしている学生、あるいは転職を考えている人がいるとしたら、「とにかく職場の人間関係で選ぶ」ということを心がけてください。
お給料が高いだの低いだの、福利厚生が充実しているだのしていないだの、といったことは、ささいな問題にすぎません。そういうことで勤め先を選ぶと、とんでもない目に遭ってしまいます。職務満足度というものは、どうやって決まるのでしょうか。
仕事にやりがいがあるとか、給料が高いということではありません。実は、職場の人間関係で決まるのです。どんなに高い給料をもらっていたとしても、職場の人間関係がギスギスしていたら、毎日が針の筵に座らされているようなもの。「おはようございます」と挨拶しても、誰も挨拶を返してくれなくて、話しかけても冷たい視線を向けられるような職場で働いていたら、たとえ給料がよくても、精神的にまいってしまうと思いませんか。