「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

70代を迎える前に始めたい認知症予防3選Photo: Adobe Stock

認知症リスクが急上昇!70代を迎える前に今すぐ対策を

 私たち日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳。2040年には、男性83.27歳、女性で89.63歳に延びていくと、予想されています(*1)。

 平均寿命が延びることで、最も気になるのは、体の健康ではないでしょうか。高齢になるほど、発症しやすい病気の一つが「認知症」です。特に「70歳」が一つのラインといわれています(*2)。

 認知症は、急に発症する病気ではありません。日頃から、どれだけ脳を活性化させることができるかが、認知症の発症を遅らせるかが、カギを握ります。日頃から脳を活性化できているのは、好奇心旺盛で、新しいもの・ことに物怖じせず、チャレンジできる人たちです。 

 あなたの好奇心の度合いを、5つの質問でチェックしてみましょう。

1. 新しい店を見つけたら、つい入ってみたくなりますか?
2. 新しいアプリが話題になれば、試してみたくなりますか?
3. 話題の映画やドラマは、すぐに見たくなりますか?
4. イベントやフェスを見かけたら、ちょっと覗いてみたくなりますか?
5. レストランで、いつもと違うメニューがあれば、頼みたくなりますか?

 あなたは、いくつ当てはまりましたか。日常的に好奇心を持って新しいことに挑戦していると、脳の柔軟性が保たれて、認知症のリスクを下げるのに役立ちます。逆に、変化を嫌って新しいことに消極的だと、脳への刺激が少なくなって、長い目で見ると認知症のリスクが高まる可能性があります。

 だからこそ、認知症を予防するには、好奇心を持ち続けて、普段の生活に新しいことを取り入れるのが大切なのです。毎日の小さな挑戦や発見が、脳を元気にして、認知機能の低下を防ぐポイントです。脳を活性化させるにあたり、手軽に始められるものをお伝えしますね。

1.読書をする

 読書は、文字のみの情報から、理解し、想像することから、脳のあらゆる領域が活発に働くことがわかっています。今は、情報収集といえば、マンガや動画などのパッと見て理解できるものを選びがちですが、これらは、読書ほど脳が活性化されません。脳を活性化させるだけでなく、ストレス軽減にもなるともいわれています。移動時間や寝る前の5分、10分間だけでも十分です。ジャンルは問いませんので、気軽に読書習慣をつけてください。

2.料理をする

 料理はまずメニューを考え、食材を買いに行きます。そして、下準備をして、実際に調理して、味付けし、最後は美味しく見えるように盛り付け、後片付けをします。つまり、料理をすると、脳がフル稼働しているのです。普段、料理をする人は、いつもと作らないようなメニューを作ってみるのもいいでしょう。料理をする習慣がない人は、簡単な料理からで構いませんので、料理に挑戦してみてくださいね。

3.脳トレをする

『1分間瞬読ドリル』は、他の脳トレと違い、1問1秒という制限時間付きの脳トレです。この制限時間付きというポイントが、脳を活性化させる秘訣。脳トレは、正解を出すことで脳が活性化するわけではありません。正解を考える過程で、脳が活性化されるのです。つまり、ゆっくり考えると、誰しもできる問題を、1問1秒という制限時間内に考えることで、脳が最大限に活性化するのです。脳活性化の習慣に、是非取り入れてみてくださいね。

*1 令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-図表1-2-1 平均寿命の推移
*2 厚生労働省老健局「認知症施策の総合的な推進について (参考資料)」

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。