転職が最適解とは限らない
リクルート時代だと、先輩たちは、会社でハードに働く一方で、定時には帰って残りで自分の会社を経営してたりする人も何人かいました。そういうのでスキルを身につける、というのもパターンとしてありそうです。
ただ、一つあるとしたら「新卒として入って」「ずっとその会社にいる」という場合、適切なスキルを身につけられているかどうか、というのがわからなくなることはあります。
というのもスキルには「その会社固有のスキル」と「汎用的にどの職場でも使えるスキル」みたいなのがあって、会社特有のスキルを磨いても、外ではあまり意味がないというのはよくあるんですね。
たとえば、「社長をうまく説得するスキル」とか「社内の人間関係を知っていて、誰を通せば提案が通りやすいか」みたいなのは、すごく会社に特化したスキルになっちゃいます。会社で成果があがっている人は、意外とこのあたりのスキルに長けている、というケースがあったりするんです。
ずっとその会社にいるなら効率的なんですが、そうでないなら、どこかで「今の会社以外で働く」というのをやってもいいかもしれません。
何をするか?
こういうときに、よくあるのが「転職」を検討することなんですが、個人的には転職って、すべての仕事をゼロにして、リセットして新しい会社で働くということなので、ものすごい振り幅が大きいと思っています。
個人的には、副業なりで、他の会社を経験するとかを複数やったり、自分で事業を興してそれを副業でやってみる、とかをやったらいいんじゃないかなーと思うのですが……。
ここで気になるのは、相談文にあった【基本的には週6日、朝8時から夜22時過ぎまで働く生活で、時には泊まりや日曜出社も必要です】という部分です。
この働き方だと、それができないと思うので、それであれば、ある程度の時間を確保できるような働き方をしてみるのもいいかもしれません。