誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
巷にあふれる「らしい情報」
巷には、いろんな「らしい情報」があふれています。
誰かがこんなことをしたらしいとか、どこかで何かが起きたらしいとか、事実かどうかはっきりしないけれど「~らしい」という不確かな話が飛び交うことがよくありますよね。
こうした「らしい情報」の多くは、実際に調べてみると、出所がはっきりしていなかったり、そもそも根拠が曖昧だったりします。
「関係者によると」
よくニュースや雑誌でも「関係者によると」と書かれている記事があります。これがまた厄介で、実際に関係者が誰なのかもわからないまま、話が進むことが多いです。
関係者という言葉でなんとなく信ぴょう性を持たせているだけで、調べてみたら無関係の人の発言だったなんてこともあるかもしれません。
そもそも「地球に住んでいればみんな関係者」くらいの曖昧さを持っているとすら感じることがあります。
いつも噂話に振り回される人が
一瞬で変わる方法
だからこそ、この「らしい情報」には、常に疑いの目を持つことが大事です。特にSNSでは、根拠のない情報がまことしやかに広まることがよくあります。
こうした情報をそのまま鵜呑みにしないで、事実関係をチェックするクセをつけると、「情報リテラシー」が高まり、噂話やデマに振り回されにくくなります。
噂に惑わされない強さ
アテクシの地元でも「某有名芸能人がお忍びで病院に通っている」という噂がいつの間にか広まって、実際はなんの根拠もないデマだったことが、のちに判明したことがありました。
こうした「らしい情報」が生まれては人々に信じ込まれ、あたかも事実のように扱われるのです。
だからこそ、まずは確認し、自分で情報をしっかり見極める意識を持つことが大切です。こうした情報を自分で「見抜く力」を身につけると、噂に惑わされない強さも得られるでしょう。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。