品揃えやカラーバリエーションが豊富でなので、かぶりそうで案外かぶらない(かぶっていてもシンプルなだけにバレづらいということもある)。特に冬は、マフラー、手袋、帽子などの防寒具が安価で手に入りやすい。フラッと立ち寄れば、予定外のものも買ってしまう「ついで買い」を誘う陳列棚にも工夫がある。
デザイン性が「無難」と書いたが、センスのいい人はユニクロの商品だけで全身コーディネートをしてもオシャレに見えるし、このような「#ユニクロコーデ」はSNSで検索しても大変参考になる。
また、ANYA HINDMARCHやMarimekkoなどの数々の人気ブランドとのコラボ商品にも注目が集まっている。今季の店頭には、ANYA HINDMARCHの特徴である大きな目のついたニット帽(ヒートテックニットビーニー)や手袋(ヒートテックニットミトン)が並び、ついつい手に取ってしまうかわいさがある。
ちなみに、ユニクロは「安い」というイメージがあったが、若者層はSHEINやTemuといった中国発の格安オンラインショップの利用が増えていることから、ユニクロは相対的に「やや高級」「国内メーカー品」といった、信頼感のおけるブランドに格上げされている向きもあるように感じる。
「それでいいのか?」
全新ユニクロを回避する6つの教え
しかし、とはいえ、である。
便利で手に入りやすく、コスパが良くて安心感がある。だからこそ、気づけば身の回り品が「ほとんどユニクロ」という事態が発生しがちなのである。
全身ユニクロであっても別に悪いことをしているわけではないが、アンダーウェアからアウターまですべてユニクロだと、熱烈なファン以外はさすがに飽きが来るし、いざというときのためには他の選択肢も用意しておきたい。
そこで今回は、ユニクロだらけにならないための回避術を、ユニクロとほどよい距離感で付き合っている方々と一緒に考えてみた。