気をつけなければならないのは、出品されている商品の状態。個人同士でのやり取りとなると、状態が悪い場合もある。また、商品に難がなくても、古着独特の匂いや、前の人が使っていた柔軟剤などの香りが残っていることがあるので、匂いが気になる人は注意が必要だ。

【賢者の教え(4)】
インナーであれば、GUNZEやワコールもOK

 ユニクロのヒートテックと比較されがちなのがGUNZEやワコールのインナーだ。ヒートテックは老若男女に人気だが、乾燥肌の人はGUNZEやワコールを選ぶ傾向が見られる。「チクチクしない」という理由からだ。

【賢者の教え(5)】
百均下着は意外に使える?

 今回聞いた中でもっとも驚きだったのが、100円ショップで下着を購入するという案だった。もちろん品質は「それなり」ではあるが、探してみると意外に使えるものがあったり、外れても「100円だからまあいいか」という気になったりするのだという。

 下着だけではなく、この時期は手袋やニット靴下などの防寒具が置かれていることもある。出先で困った際に百均が近くにあれば、コンビニの雑貨・衣料品コーナーに頼るよりも安価であることは間違いない。

【賢者の教え(6)】
思い切って「何も買わない」

 前述の通り、昨今は大量消費を見直す風潮がある。環境省では「サスティナブル ファッション」の特設サイトを設けており、ここでは「今持っている服を長く大切に着よう」「リユース(再利用)でファッションを楽しもう」「服を資源として再活用しよう」といったアクションが提唱されている。

「安いから買う」が間違いの始まり
ファッション賢者の究極の選択とは?

 オンライン上では、ターゲティング広告が毎日のように目に入り、必要ないものまで購入する気持ちを喚起されがちである。しかし、ここで「買わないことこそ現代的でクール」と心持ちを変えれば、購買意欲を抑えることができる。

 比較的安価な商品は、「ついで買い」を喚起されやすい。目的外のものは買わないと決める、というところから始めるのもいいかもしれない。

 とりあえず筆者は、この冬休みにはつま先の破れた靴下を苦手な裁縫で修繕しようと考えている。