「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

「今日の晩ごはん、何食べたい?」の返答でわかる「認知症になりやすい人」は?Photo: Adobe Stock

口癖からわかる思考パターンに要注意!

「今日の晩ごはん、何食べたい?」

 こんな質問をされたとき、あなたはどう答えますか?

「なんでもいいよ」
「特にないから、任せる」

 と、答えていませんか? 無意識のうちに、「なんでもいい」と言ってしまいがちですが、頻繁に口にする人は認知症予備軍の可能性があるかもしれません。

「なんでもいい」という返答は、一見すると謙虚で相手に配慮した言葉のように聞こえます。しかし、じつは脳にとってはあまり良くない習慣なのです。その理由は、「思考力」や「選択力」を使わなくなることにあります。

 選択や判断は、脳を使う重要なプロセスです。たとえば、晩ごはんを選ぶだけでも、「食べたいものを思い浮かべる」「過去の記憶からメニューを思い出す」「味や栄養のバランスを考える」といった、さまざまな脳の働きが関係します。

「なんでもいい」と答える人は、この思考プロセスを放棄してしまい、脳の働きを意識的に使わないまま過ごしている可能性があります。これが何年も何十年も続くと、脳は徐々に怠けがちになり、認知機能の低下につながるリスクが高まります。

 では、「なんでもいい」を口癖にしないためにはどうすればいいのでしょうか? 答えは簡単です。「日常の中で、意識的に考える機会を増やす」こと。さらに、以下の3つを取り入れると効果的です。

1. 人と交流する機会を増やす

 人との会話は、認知症予防に非常に効果的だとされています。会話の中で「自分の意見を述べる」「相手の意見を理解する」といったプロセスが、脳を活性化させます。毎晩の食卓で、テレビやスマホを見ながら食べるのではなくて、「今日は何したの?」「お昼は何を食べたの?」など、家族と会話しながら食べてみるなど、日常でできることを意識してみましょう。

2. 小さな選択を日常に増やす

 選択する機会を増やすだけでも、脳は鍛えることができます。「今日は何を食べようか?」「帰り道はどちらにするか?」など、些細なことでも構いません。いつもと違う道を通ったり、いつもと違うスーパーやお店に行ってみたり、選ぶことを意識しましょう。

3. ポジティブ思考を意識する

「なんでもいい」「どうでもいい」といった消極的な思考や発言は、脳を使わない状態を作り出し、結果として思考力や判断力が衰えやすくなります。日常の中で少しずつポジティブな思考を意識するだけで、脳が活性化し、心身ともに健康的な状態を維持できます。夜寝る前に「今日良かったこと」を3つ挙げてみるなど、前向きな思考を意識してみましょう。

『1分間瞬読ドリル』では、ネガティブな表現をポジティブな表現に言い換える脳トレ問題が収録されています。脳トレで脳を活性化しながら、ポジティブ思考も手に入る一石二鳥の脳トレです。ぜひ、この年末年始に試してみてください。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。