機内で職人が寿司を握っていた!
成田〜D.C線「JALの寿司バー」

 黄金期における豪華機内食は、日本勢も負けていない。JALは1950年代にキャビン・アテンダントが着物で業務に当たるなど、「日本ならでは」をアピールしてきた。機内食も、懐石料理をはじめ和の要素を取り入れている。

 そうした中でも究極と言えるのが、1991年3月から6月にかけて成田〜ワシントンD.C.線のジャンボ機で提供された「JAL寿司バー」である。機体前方に寿司カウンターが設けられ、職人が握りたての寿司をファーストクラスとビジネスクラスの乗客に提供した。

 これはワシントンD.C.線就航に伴う期間限定の特別サービスだったが、握りたての寿司を提供するサービス自体は、今もある。機内ではないものの、羽田空港のJALファーストクラスラウンジで体験できるのだ。憧れの場所で、JALの伝統を味わってみたいものだ。

歴史に残る「豪華な機内食」5選、『JALの寿司バー』は今どこに?寿司バーの様子 Photo:JAL
歴史に残る「豪華な機内食」5選、『JALの寿司バー』は今どこに?寿司バーの様子 Photo:JAL
歴史に残る「豪華な機内食」5選、『JALの寿司バー』は今どこに?寿司バーの様子 Photo:JAL