「フジテレビさん、生き返って!」入社試験に臨む就活生が提案したい“学生ならでは”の起死回生策とはこんな時期にもかかわらず、フジテレビを志望する就活生たちがいる。彼らが胸に秘めた“学生ならでは”の再生案とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「フジテレビ、大丈夫……?」
かつてない危機に就活生が提言

 中居正広氏の女性トラブルに関連してかつてない苦境に陥っているフジテレビが、色々な施策を発表しています。社外取締役を中心に経営刷新小会議を開催し、若手社員による再発防止と再生のためのプロジェクトチームも設置。第三者委員会の調査結果が出る前に、少しでもフジテレビのイメージを回復するため、情報発信の開示を始め、多くの改革に取り組む覚悟のようです。

 実は、2026年卒の就活生である私の教え子と知人の孫の2人が、こんな時期だというのに、フジテレビを志望しています。大人の私から見ればリスクの大きい就活なのですが、若い人にとってフジテレビはやはり憧れの会社のようです。

 しかし、理由は後述しますが、先日彼らが受けたフジテレビの採用面接の様子を聞いて、私はちょっとガッカリしました。就活生の彼らは、当然面接で今回の中居事件についての感想を聞かれ、またフジテレビをどう改革すべきかについても質問されるだろうと、事前に一生懸命準備をしていました。そして、なかなか面白いアイデアを私に語ってくれていました。

 1人は私の教え子で、都内に住む女子学生。地方から上京して、子どものころからフジテレビの番組のファン。憧れの企業だったので、他の企業の何倍も時間を割いて面接の準備をしていました。彼女の意見は、現在のフジテレビが採用して実行すれば、十二分に面白い取り組みになると思われるものでした。

 彼女は営業志望なので、もし入社したら、足もとでスポンサー離れへの対応に追われている、一番大変な職場で働くことになります。だからこそ、深く考えています。