「もう疲れすぎて家事なんてイヤ」「料理がめんどくさすぎて死にそう」──そんな悩める人たちにおすすめなのが「はじめて楽しく料理ができた!」「感動した!」「もう献立に迷わない!」と絶賛されている『厨房から台所へ』と志麻さん初の著書『志麻さんのプレミアムな作りおき』だ。特に『厨房から台所へ』は新聞書評で東大教授が絶賛。志麻さんの手にかかると、冷蔵庫にある食材が、ふだん食べられないプロのレシピに大変身。まさに魔法使いだ。これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。3時間で15品以上作るという志麻さん。今回は「涙が止まらなかった」と話題の『厨房から台所へ』の中から、絶品ソースを使ったチキンレシピを志麻さん自ら紹介する。(構成:寺田庸二、レシピ撮影:三木麻奈、著者撮影:難波雄史 初出:2019年2月24日付け記事を一部修正し掲載)

【伝説の家政婦 志麻さん】絶品ソースとほろほろチキンに脳がメロメロ!「たまに食べるとおいしいなあ」としみじみ感じる最強レシピとは?【書籍オンライン編集部セレクション】

志麻さんも大好きな
フランス料理とは?

今回は絶品チキンを使った「ゆで鶏のシュープレームソース」を紹介しましょう。

「シュープレーム」とは、「最高の」という意味です。
ゆでた鶏肉に最高のソースがかかった料理という名のこのレシピは、私も大好きなフランス料理のひとつでもあります。

調理師学校に行くまで、フランス料理を食べたことがなかった私にとって、学校で習う料理は、すべて感動と驚きの連続でした。

食べ慣れているはずの鶏肉でさえ、
このソースひとつでこんなにも違う料理に仕上がるのかと、どんどんフランス料理に惹き込まれていったのです。

鶏をゆでたブイヨンを煮詰めて、生クリームを入れて仕上げた白いソースを、
やわらかく煮込んだ鶏にたっぷりかけ、
つけ合わせの野菜やゆでたお米と一緒に盛りつけます。

ゆで鶏のシュープレームソース

たまに食べると、
「おいしい」と
しみじみ感じるレシピ

クラシックなこってりした料理ですが、
軽く仕上げた料理が流行っている中、
たまに食べると「おいしいなあ」としみじみ思います。

ひと口に「クリーム煮」といっても、
つくり方はいろいろあって、
材料も鶏肉、豚肉、魚介など、
たくさんのバリエーションがあります。

日本ではホワイトシチューを食べますが、
クリーム煮は日本人もフランス人も大好きな味です。

本書厨房から台所へを活用しながら、この週末、ぜひ家族みんなで笑顔になっていただけたらと思います。