そんなリサは男性客から人気があったようだ。“売れっ子”になったのは日本人だからだろうかと水を向ける。
「うーん、どうなんでしょう。ただ“I'm from Japan.”なんて言うと、「へぇ!」って顔をされることは多かったですし、同じ店の韓国人の子からは『日本人っぽいメイクの方法教えて』なんて言われてたから、日本人ブランドはあったのかもしれません」
そんな置屋だが、韓国人、中国人、ベトナム人に交じって日本人もいたという。
「日本人?いましたよ。『出稼ぎにきた』という子はいなくて、みんな普通に留学している子でしたね、当時は」
リサは結局その置屋で1年を過ごし帰国。語学留学期間のアルバイト先はここだけで、約400万円を稼いだ。
帰国後の就職活動は悩むこともなく、トントン拍子に進んだ。英語が必須の企業に就職し、それなりのサラリーを得たが「会社員生活には結局なじめなかった」と3年で退職。
現在は個人事業主として貿易関係の書類を翻訳する仕事をしているという。
個人事業主ゆえ収入には波がある。リサはそれを「ある仕事」で補っている。
実は、帰国してから現在に至るまで、シドニーの置屋のオーナーとの連絡を続けているのだ。
「さすがに店に立つことは少なくなりましたけど、常連さんに頼まれればシドニーに渡っています」
風俗店オーナーに頼まれて
SNSで日本人女性を募る
リサは一度の渡航で“それなりの額”を稼いで帰ると言う。思わせぶりな“それなりの額”を知りたかった。
「1泊2日、客の家で過ごし、食事の相手から夜の相手までをこなす『エスコートガール』のようなことをすると、少なくとも日本円で30万円程度になるんです」
それはリサのSNSに赤裸々に書いてあった内容と同じだった。
リサがオーストラリアに留学していた当時、1豪ドルは80円台半ばだったが、おりからの円安で、今は100円前後になっている。さらに売春価格の相場も当時の1.5倍近くになっているため、留学時代から比べたら、倍ほどの稼ぎになるという。しかし、リサはオーストラリアで稼いだカネは留学時代に開設したオーストラリアの口座に預金し、手をつけていないという。