誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

【精神科医が教える】人間関係でいちばん大切な原則Photo: Adobe Stock

人間関係は「作るもの」

 人間関係は、もともと存在するものや巻き込まれるものではなく、自分で作るものですそのため、嫌な人間関係があるなら、無理に続ける必要はありません。

 逆に、心地よい関係だと感じるなら、その時間を増やしていけば良いのです。このシンプルな原則を繰り返していくことで、自分にとって快適な人間関係が築かれていきます。

人間関係のキャパシティを知る

 人間関係は、自分と相手の問題だけではなく、自分のキャパシティにも大きく関係しています。どんなに素敵な人と付き合っていても、キャパシティを超えると負担になってしまいます。

 例えば、100人とつながるのが得意な人もいれば、3人が限界の人もいます。3人で精一杯の人が新しい関係を増やそうとすると、誰かとの時間を減らさなければならず、バランスを取るのが難しくなるのです。

人間関係に巻き込まれないために

 人間関係に次々と巻き込まれてしまう人は、「自分で関係を作る」という意識が足りていないことが多いです。

 何も考えずにつながってしまうと、本来なら関わるべきでない人とも関係ができてしまい、後々問題が起こることになります。その結果、「巻き込まれてしまった」と感じ、まるで荒波に流されるような不安定な状態になってしまうのです。

自分の意思で人間関係を築く

 人間関係は、自分が主体的に作るものです。「付き合う相手を選ぶ」「心地よい距離感を保つ」「自分のキャパシティを意識する」ことで、快適な人間関係が築けます。

 流されるのではなく、自分の意思で人間関係を選び取ることが大切です。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。