質問の型を持っておく
1on1を効果的に進めるために、リーダーは質問の「型」を持っておくことが大切です。
・具体的なアクションを聞く型
「目標達成のために、具体的に何をしようか?」
「それをするために、さらに何が必要?」
「いつまでに、どれくらいやろうか?」
・阻害要因を聞く型
「何ができないから前に進めないと感じている?」
「心理的にストレスがかかって、実行できていないことはありそう?」
「もっとやりやすくするには何があればいい?」
・進捗管理の型
「前回決めたアクションの結果はどうだった?」
「自分なりにうまくいった点、いかなかった点は?」
こうした質問の型を持っておくと、1on1が単なる雑談や進捗確認で終わることなく、メンバーの成長と成果につながる場になります。
伝えるだけでなく、確認する
1on1での言語化の型を身につけても、まだ安心してはいけません。リーダーが一方的に話をして1on1を終わらせてしまうケースがあります。しかしこれでは「言っただけ」です。
言語化とは「明確化」のことです。
相手が理解し、自分の言葉で説明できるようになって、初めて「明確になった」と言えます。なので、1on1の最後には必ず相手が明確に捉えているか確認をしましょう。
たとえば、「今日話したことで、あなたが次にやることは何にする?」と問いかけます。メンバーがあなたの期待とズレた回答をした場合は、そこでもう一度調整しなければいけませんね。
「それも大事だけど、まずは~~をやってほしいな」と修正しましょう。そしてお互いの認識のズレがないか、相手に確認をしましょう。
1on1で聞くべき○○とは
タイトルに戻ると、できるリーダーが1on1で聞くべきは「具体的なアクションと阻害要因」です。
単にノルマの達成率を聞くだけならメールで済みます。目標達成のために何をするか、そして何が障壁になっているかを聞き出し、明確な行動計画に変えていきましょう。
さらには、メンバーと一緒に「こんなことをやった方がいいかもね」「これもやってみよう」と案出しをすれば、自分で決めた感を持てます。自分で考え、自分で「やること」を決めている感覚が持てれば、行動力も上がります。そこまでできれば、1on1の効果を最大限に実感することができるでしょう。
言語化されていないゴールや行動計画では、メンバーは正しく動けません。
1on1の場で言語化を促し、明確なアクションに変える。これがリーダーの重要な役割なのです。