誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
クヨクヨ

忘れちゃうのよね。
上手く行かなかったことだけ
頭に残る。
だから意識してないと
ネガティブになって当たり前なのよ。
ちなみに上手く行かなかったことも
抱えてていいと思う。
それがアナタらしさを作ってるんだしね。
クヨクヨしたっていいじゃない。人間らしいわ。
うまくいったことは忘れやすい理由
人間の脳は、成功よりも失敗を強く記憶するようにできています。なぜなら、危険やミスを忘れないことで生存率が上がるからです。
だからこそ、「うまくいかなかったことばかりが頭に残る……」と感じるのは、実はごく自然なこと。意識しなければネガティブになってしまうのは、人間の仕組みとも言えます。
成功を意識的に振り返ろう
では、どうすればいいのか? ひとつは「意識的に成功を振り返る」こと。
どんな小さなことでも「うまくいったこと」に目を向け、書き留めたり、人に話したりするだけで、ポジティブな記憶も蓄積されます。
失敗や後悔も、あなたの一部
とはいえ、失敗や後悔を「忘れよう」とする必要はありません。うまくいかなかったことも、あなたの一部。そこから学び、時には悩みながらも前に進むことが、人間らしさを作ります。
クヨクヨするのは、真剣に生きている証拠。大切なのは、「ダメだ……」と落ち込んだ後に、「でも、自分なりに頑張ってるよな」と自分を認めてあげること。
ポジティブとネガティブを行き来しながら生きる
人はポジティブとネガティブの間を揺れ動く生き物。だからこそ、自分を責めすぎず、自然体で生きていけばいいのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。