貴江さんから、証拠を突きつけられた岳安さんは長い沈黙ののち、泣きながら土下座して謝罪しました。
貴江さんは1度だけ許すことにして離婚は選びませんでしたが、岳安さんには会社に報告し、睦さんとは接点を断つような人事異動を申請するように言いました。そして、受理されました。貴江さんからの「あくまで家庭の事情」という点を訴え、会社として懲罰を控えてもらったそうです。
弁護士を挟んでの話し合いにより、岳安さんと睦さんに対して、昌隆さんとともに、それぞれ200万円の慰謝料を請求し、裁判で争うことなく岳安さんと睦さんは損害賠償の支払いに応じました。
その後、昌隆さんは子どもの親権を取り、睦さんは離婚したそうです。
社内不倫に陥りやすい人の
特徴とは?
多数の調査や相談を重ねる中で、社内不倫に陥りやすい人には以下のような傾向が浮かび上がってきました。
〈男性の場合〉
◯仕事熱心で責任感が強い
◯プライベートに不満がある
◯周囲に流されやすい
◯自信過剰でモテると勘違いしている
〈女性の場合〉
◯寂しがり屋でつながりを求める
◯相談が恋愛に発展しやすい
◯承認欲求が強く、褒められると心を開く
◯上司に逆らえず、流されてしまう
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、こうした心理が重なると不倫に発展しやすい環境が整ってしまうのです。
社内不倫の
兆候と見破り方
社内不倫は社外の接触が少ないため、はたから見えにくいのが特徴ですが、以下のような“サイン”には要注意です。
◯急に残業・出張が増える
◯スマホにパスコード、通知非表示
◯香水や服装の変化
◯無関心・イライラ・話をそらす
そのほかにも何か違和感を持ったら、まずは冷静に観察・記録しましょう。
最後に――違和感は、
あなたの心が出す“SOS”
「何かがおかしい」と思ったその直感は、ただの気のせいではなく、あなたの心が出している小さなSOSかもしれません。
社内不倫は、密接な関係ゆえに発覚しづらく、ズルズルと関係が続いてしまうこともあります。だからこそ、早めの対応が肝心です。
恋愛結婚が主流になった今でも、離婚率は上昇傾向にあり、SNSやマッチングアプリで新たな出会いも簡単に手に入る時代です。
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そんな不安や疑問を感じたら、まずは私たち探偵にご相談ください。
「あなたの違和感を確かな証拠に変える探偵」。点と点が線になる探偵トークでした。
※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため個人名は全て仮名とし、一部を脚色しています。ご了承ください。