
春は異動や転職で、新たなメンバーが加わる職場も多いです。この春から、自分が新たな環境で働くという人もいるでしょう。新天地で周りの人の信頼を得て成果を出していくにはどうすればいいのでしょうか。(ギックス共同創業者 田中耕比古)
外様上司は
どうすればうまくいく?
終身雇用が当たり前だった時代は過ぎ去り、多くの人が転職を経験するようになってきました。ジョブホッパーと呼ばれるような、頻度の高い転職には賛否あるでしょうが、一度や二度の転職は今や当たり前のことです。
若手のうちは、転職直後の不慣れな時期を「未経験なので不安ですが、頑張ります」とか「ご迷惑をおかけしないように努力します」といって周囲に受け入れてもらえるものですが、年次が上がり、マネジャークラスに昇進してからの転職ではそういうわけにはいきません。
役職が上がると大きな責任を担うことになります。その責任に対して、高い給料を得ているわけですから、「お役に立てなかったらごめんなさい」という言い訳は通用しないのです。
キャリアを歩んでいく中では、転職に限らず、部署移動や子会社出向など、いろいろな状況で「アウェー(敵地)に乗り込む」経験をすることになります。そんなときに、どういう振る舞い方をすれば良いのかについて、本日は考えていきましょう。
外様上司が真っ先に
やるべきこと
ひとことでアウェーと言っても、その言葉通り、新参者が敵対視されてしまうような嫌な雰囲気の職場ばかりではありません。新しい上司をスムーズに受け入れてくれる職場もたくさんあります。
まずは、今いる場所がどういう環境であるかを観察し、理解しましょう。