「なんとなく」で大学を選ぶとその後の人生で悩む

 たとえば就職活動。地元の茨城や東京で就職しようとしたら、就職活動のたびに北海道から長距離移動です。時間がかかるだけならまだしも、費用もかなりかかります。

 加えて、公立大学とはいえ、その大学は全国的な知名度は高いとは言えませんから、東京で就活をしようとしても簡単にはいかなかったと思います。

「じゃあ、そのまま北海道で就職しよう」と決意をしても、地方ですから、就職の選択肢はかなり限られます。自分の強い意志で選んだ大学であれば、そんなことも覚悟のうえですから、それでもいい選択ができるでしょうが、僕の場合はそうではありません。きっと自分の選択なのにもかかわらず、文句を言いながら就職をしたんだと思います。

 そんな違和感があった当時の僕は、結局1年間浪人をして早稲田大学に進学することにしました。結果、今は満足のいく生き方をしています。

 もし、あのとき言われるがまま、地方の大学に進学していたらどうなっていたでしょうか。きっと今ほど自由に、そして自分らしくは生きていられなかったように思います。これは決して地方の大学が悪いという話ではなく、あくまで僕の意思決定としての話です。

 おそらく僕のように、早慶・MARCH・関関同立と地方国公立で、どちらに進学しようか悩む受験生は今も多いと思います。

 このように、大学進学とはこれまでの進路選択とは大きく違い、その後の人生に大きな影響を与えます。

 僕の場合は、それが地方の国公立大学でしたが、その逆で、本当は遠くの大学が気になっていたけど、近くの大学を選んでしまって少し後悔しているという人もいます。

 ほかにも、第一志望を諦めて進学したけど、大人になって、ずっとコンプレックスが残っているという人もいます。

 場合によっては、有名大学に進学したけど、それはまわりに合わせていただけで「やりたいことが見つからなかった」という人もいます。

 もしかしたら皆さんのまわりにもそういった大人がいるのではないでしょうか。

 少し暗い話が続きましたが、大学進学というのは人生を変えてしまうものだと僕は考えています。