「大人になれば学歴は関係ない」は本当か
しかし、こういった話をすると大体の大人はこう言います。
「でも、大人になったら学歴なんか関係ないよ!」
正しいと思います。実際に世の中を見れば、中卒や高卒で活躍している人はたくさんいます。東大を出たからといって、なんでもかんでも必ず成功するわけではありません。
ただ、社会に出ると、飲み会などでこう聞かれることもあります。
「ちなみに、出身校はどこなの?」
矛盾していますよね。ですが、これが現実なのです。そこで「早稲田です」「慶應です」と答えれば、「優秀だね」「早稲田っぽい」などと言われます。
世の中を見ても同じです。新聞に載っている経営者インタビューのプロフィール欄は、ほとんどが出身大学からはじまりますし、人気のクイズ番組は出身大学でチームになります。新内閣が発表されるときは、出身大学だけでなく必ず学部名までセットで新聞に掲載されます。そもそも「学閥」なんて言葉があるくらいです。

そう。皆さんすでにお気づきのとおり、残念ながら「大人になったら学歴なんか関係ない」なんてことは絶対にありません。
この社会の根底にある大切なことを大人は教えてくれません。「自分らしくあればいいよ」なんてことは言ってくれますが、その間違いに僕らが気がつくのはそのずっとあとなのです。
「いやいや、自分らしさは大事でしょ!」と、思ったそこのあなた。おっしゃるとおりです。自分らしさはたしかに大事です。しかし、「自分らしい将来を手に入れるためには、多少の学歴も必要」だとしたらどうでしょうか。
たとえば、次の2つの選択肢だったらどちらが皆さんの将来の夢に近いと感じますか?
・入学難易度は低い代わりに、自分の希望する職業への実績も少ない
・入学難易度は高い代わりに、卒業時の就職選択肢は多く、実績も多い
このように考えると、「自分らしい選択」の意味も変わってくるのではないでしょうか。もちろん、入学難易度の低い大学がダメと言っているわけではありません。わかったうえで選ぶならいいでしょう。ただ、多くの場合はそうなっていないのが現状です。