(2)アーティスト・デート
1週間に一度、1人で探索の旅に出かけ、興味を引くものや魅了するものを探します。単なるお出かけではなく、「アーティストとしての自分とデートする」という意識で取り組みます。
私は子供の頃、動物が好きだったこともあり、海外も含めた出張先では必ず動物園にいく習慣を持っていました。本書をきっかけに、久しぶりに動物園に行き、ワクワクしながら動物を見て回りました。
アーティスト・デートで私が最も足を運んだのが書店です。書店に行くと、街歩きも楽しめますし、思いもよらない本との出会いもあります。
書店で得た情報をきっかけに、「来週はコンサートに行こう」などと新たな展開が生まれるのも魅力です。
普段、限られた会社で限られた人と仕事をしていると、会話や発想も非常に限定されたものになります。
週に1回強制的に自分とアポを取ると、行動力が相当上がり、視野も広がります。目的を持たずに自分の好奇心のままに出かけるアーティスト・デートは、定期的に行なう価値があります。

藤井孝一 著
(3)ソロ・ウォーキング
1週間に2回、犬や家族を連れず、携帯電話も持たずに行なう20分の単独ウォーキングです。歩くことで心と体が鍛えられます。しばしば、歩きながら“ひらめき”が起こることもあります。
(4)メモワール
1週間に1回、記憶を呼び覚まし、過去の人生を再訪します。今の年齢を12で割り、その年数分を毎週順番に振り返ります。これを行なった結果、過去に失った夢に気づき、もう一度その夢を追い求める人もいます。
私自身90日間やってみて、忘れてしまっていた“やりたいこと”が次々と見つかりました。創造的な50代を過ごしたい人には必読の1冊です。