眠る時電気を消していますか?
メラトニンが分泌しやすい部屋の明るさ
歳をとればとるほど、分泌量が減ってしまうメラトニン。そんな中でも、できるだけメラトニンの分泌量を増やすには、どうすれば良いのでしょうか。
「まず気を付けたいことは、部屋をしっかり暗くして寝ること。ついついテレビや電気をつけたままソファで就寝……ということもあるかもしれませんが、明るいままではメラトニンの分泌が抑制されてしまうのです」
しっかりと脳や体を休ませるためにもいかにしてメラトニンがスムーズに分泌される環境を整えるのかが重要だということです。
「ただし間接照明や小さな電球程度の明かりであればOKです」
もう一つ、良質な睡眠をとるために注意したいことが、パソコンやスマホなどの画面から発せられるブルーライトです。夜中に目が覚めてスマホを見ていたら、眠れなくなってしまった、という経験をお持ちの人も多いと思います。
「ブルーライトはメラトニンの分泌を抑制する原因になり、睡眠を妨げてしまいます。寝る前にスマートフォンで動画やSNSを見ることが習慣になっている方も多いかもしれませんが、翌朝にすっきりと目覚められる心地の良い睡眠をとるためにもできる限りスマホは枕元から離して眠るのがベターです」
ちなみに、天然のメラトニンが豊富に含まれているフルーツに「タルトチェリー」があります。酸味が強くそのままで食べることができないので、100%濃縮ジュースなどとして販売されています。手軽にメラトニンを補給できるので、試してみてもいいかもしれません。