同期が大きな立て替えをしたときに、「早く経費精算しないと、カード代が口座から落ちない!」と慌てているのを見て、「なんで個人が立て替えするの?事前申請か請求書払いにしなよ。会社が払うべきお金なんだから」と思っていました。経費は会社のお金、個人には関係ないと思っていたのです。
その感覚のまま独立したものだから、しばらくの間、経費として精算できるものを勘違いしていました。「プライベートでも使うかなぁ」と少しでも思ったものは、全部個人で支払っていたのです。仕事メインで使うようなヨガウェアや文具、ちょっとした手土産なども、全部自腹で払っていました。
のちに税理士さんから「経費が少なすぎる!」と指摘されて、それらは経費として精算すべきだったと判明。迷うものは仕事とプライベートの使用割合で振り分ければ良いとのことでした。
趣味を「経費にできる」
仕事を考える
私のように会社員から独立した人は、経費とは「仕事に関係のある支出であり、事業収入を増やすためのもの」とわかってはいるけれど、その効果や恩恵を本当に理解している人は、実は少ないのではないでしょうか。
実際、経費にできるものを分けていくと、これまで個人で支払いしていたもの、たとえば書籍代やヨガセミナー代、パソコンやガジェットといったコンテンツ制作に関わるものが、すべて経費になりました。本を読み、ヨガを学ぶという行動は、会社員の頃と何ひとつ変わっていないのに、お金の流れが変わったのです。
・会社員…ただの自己満足なので、すべて個人支出。
・現在…売上を生み出す源なので、すべて経費。
当たり前のことですが、インパクトがあります。
個人のお金を増やしたい、副業したいという人が現代はとても多いです。その際、支出を経費にできる仕事を持つ、つまり本代を「稼ぐ」ために仕事をするのでなく、本代を「経費にできる」仕事を考えるという思考法を持っておくと、入り口(収入)と出口(支出)の両方のコントロール権を持つことにつながります。私はこのことに経費処理で気づきました(遅い)。
では、あなたの支出を経費にするためには、どんな自分業をしたらいいのでしょうか?