とはいえ、親としては子どものがんばりを見える化することは当初の目的だったので、1つ達成できてよかったです。
その後、毎日違う勉強をやるべき項目に入れてから、勉強を始める前にまずは手帳を確認することが自然な流れとして身につきました。
手帳確認→今日のやること把握→勉強を始めるというのが朝の流れで、1日の始め方の習慣化ができるようになりました。
私自身がフルタイムの仕事で忙しい中、塾のカリキュラムが日々進んでいくので、「子ども手帳」のようなツールがないと毎日の慌ただしさに流されてしまいます。
手帳の振り返りを通して、立ち止まって親子で考える時間を持てたことは、何よりも宝物です。娘がポイント制に興味を示さなかったことで、取り組んだことの報酬や結果には頓着していないことがよくわかりました。
「子ども手帳」の基本的なやり方をひと通り試して、親子で話し合いながら娘の考え方に気づけたことは大きな収穫です。本人も、「私はコツコツやるのが得意なんだよね」「でもこなすだけで終わっちゃうんだよなあ」と分析していました。
試行錯誤の効果が
見えるようになった
手帳の内容について話し合う中で、なぜ毎日やらなくてはいけないことがあるのか、なぜルーティンとは違うことにも取り組むのか、一緒に考えられるようになりました。今では「作戦会議」と言いながら、娘と日々のミッションを進めることが楽しい時間です。
予定を立てる中で、「今週はまだ国語が終わってないから、水曜日は算数の時間を減らさないと」とか、「この前のこのやり方でテストがうまくいった」など、自分で気づいて計画に取り入れる力もついています。
手帳の作り方をいろいろと試して今のやり方にたどり着いたので、「自分に合うやり方って、あるんだね」と試行錯誤の効果を実感できるようになりました。
決めたことを続けるのが得意で変化を好まない娘にとっては、新しい発見になったのではないでしょうか。
勉強のやり方にも合う・合わないがあり、勉強だけではなく何かを続けるときには試行錯誤が必要です。それを体験できたことは、プラスになったと思います。