【すごすぎる…】「本当に自分がやりたいこと」が見つかる、たった1つの図とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。数々の成功者に接し、自らの体験も体系化し、「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。
コロナ後の生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。
『ゆるストイック』では、新しい時代に突入しつつある今、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、「私自身が深掘りし、自分なりにスッキリ整理できたプロセスを、読者のみなさんに共有したいと思っています」と語っている。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
「好き」と「得意」を軸にする
あなたが「本当に自分がやりたいこと」は何でしょうか。
そもそも、どんなことをやればいいのでしょうか。
一部の超人的な才能を持つ人を除けば、誰もが戦略的に自分なりの「ニッチ」を探す必要があります。
なぜなら、どんなに努力を重ねても、才能や能力では上には上がいるからです。
では、「自分に合ったニッチ」をどのような基準で探せばいいのでしょうか。
おすすめは、「好き」と「得意」の2つが重なっている領域を見つけることです。
自分がやっていることを注意深く観察して、
「周りから褒められるが、自分にとっては楽にこなせること」
を見つけることで、自分の個性や強みが浮かび上がってきます。
続けることがまったく苦痛でないのであれば、「好き」と「得意」が重なっている領域と考えていいでしょう。
この「好き」と「得意」が見つかれば、あとは試行錯誤しながら、十分に戦える「ニッチ」を絞り込んでいきます。
■ 好きなこと
■ 得意なこと
■ 需要があること
この3つが重なる領域が見つかれば理想的ですが、ここでは順番が重要です。
まず、「好きなこと」を自分との対話によって見つけます。
次に、「得意なこと」は周りの反応やフィードバックから理解できるものです。
注意すべきなのは、3つ目です。
「需要があること」は、社会の動向や経済、競合相手などとの関係で変動するものです。
それらを総合的に考えたのが、次の図です。

仮に自分では需要があると考えても、そこに自分よりはるかに強力な競争相手がいれば、勝ち抜くのは難しくなります。
また、時には「需要がない」と思っていたことが、時代の変化によって一気に需要が増える場合もあります。
3つの中で「需要があること」は不確実性が高く、見極めるのが最も難しい要素なのです。
このように、「好き→得意→需要」の順番で考えることが最も成功確率が高くなります。
それにより、あなた自身が本当にやるべきことが見つかるはずです。ぜひ取り組んでみましょう。
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)を上梓した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86 をスタートさせた。