ポジティブを押しつける人は、相手のネガティブを頭ごなしに否定しがちなの。つまり、本人はポジティブだけど、やっていることはネガティブとも言えるわね。仮に悩みを話しても、相手は心の奥底で「たいしたことない」と思っているから、軽い反応になるわ。場合によっては、心の奥底どころか直接口にする人もいるわよね。
こういう人は、「ポジティブ・マウンティング」をしているわ。「(私はポジティブに考えられるのに)何でそんなにネガティブなの?」という感じね。そうした人には、あまり関わらないことが大切よ。
関わる時も深追いせず、「そうですね」と聞き流してしまいましょう。相手が明るく振る舞うとまともに聞きそうになるけれど、テキトーでいいの。
社交的ではない自分と
向き合うのがポイント
どちらかと言うと、こういう人への対策よりも「社交的な人に嫉妬してしまう自分」に目を向けたほうがいいわ。
実は、アテクシも結構クヨクヨしたり、不安になったりとネガティブ寄りなのよね。友だちも多くはないし、友だち関係を維持するのはあまり得意ではないの。若い時はそうした自分にガッカリもしたけれど、「社交的な人に嫉妬しない考え方」がわかったら、だいぶ気がラクになったわ。
人それぞれ個性があり、考え方も感じ方も価値観も違うものよ。また、その情報を相手が全部正直に話してくれるわけでもないわ。外部に出てくる情報から、その人の内面を察して関係性をつくるの。誰かとコミュニケーションをとるのは、たくさんの情報を処理するのと同じで、難しいのよ。
だから、社交的に振る舞えるのは、簡単で当たり前のことではないの。それは特別な才能で、それができなくてもアナタに人間的な魅力がないわけではないのよ。魅力的だけど社交的ではない人はたくさんいるわ。それで落ち込む必要なんてないわ。