この時、「仕事があるから」などと理由をつけたくなるけれど、理由はつけないほうがいいわね。理由をつけることで、「理由がなければずっと聞きますよ」と相手は受けとってしまうかもしれないわ。すると、今後も何らかの理由をつけなければ断れない雰囲気となり、かえってめんどうよ。アナタの時間はアナタのもので、断る理由なんていらないの。

 ここで紹介した方法で、たいていは「毎回はグチにつきあってくれない人だ」と相手が察して、適切な距離感をとってくれるわ。でも、中にはまったく通用しない人もいるし、「話を聞いてよ!」なんて逆ギレする人も出てくる場合もあるわ。

 そうなったら、相手から離れるのも大切な選択肢よ。その前に「グチが多いのは苦手なの」とはっきり伝えたり、あまり連絡をせずにフェイドアウトしたりしてもいいわね。

 グチの多いネガティブな人は疲れるけど、アナタの自分軸を保ってつきあってね。

グチを聞くのが嫌なら、逃げる、避ける、断る。
徹底して聞かなくていいわ

ポジティブの押しつけは
相手を疲弊させてしまう

「グチを言いたがる人」が無意識に口にしている「2文字の言葉」一見、明るくて行動力がある「いい人」。「元気の押し売り」をしてしまう(無自覚?)(同書より転載)。 イラスト・カツヤマケイコ

 ポジティブな人に疲れるのは、実はポジティブさが原因ではないのよね。同じ「ポジティブな人」でも「周りを元気にさせる人」と「周りを疲れさせる人」がいるでしょう?これは「ポジティブを押しつけるかどうか」の違いよ。