一見すると「???」となりがちな
「お客さまを裏切れ」の狙い
さらに3番目の項目も、一見すると「???」となってしまいがちだ。誤解を避けるために、あえて紹介しておこう。
・お客さまを裏切れ(Can't take my eyes off of customers)
徹底的にお客さまの声を聞き、お客さまの顕在的・潜在的なご要望を客観的に知り、どういう方法でお客さまのご要望をかなえるか、どうやって半歩先のサービスを提供するか、全身全霊で考える。記念日に家族や恋人に贈るプレゼントに仕掛けるサプライズのように、お客さまのご期待を超えるサービスを提供する。期待どおりのサービスでは満足はしてもらえても感動は生まれない。期待を超え、いい意味でお客さまを裏切ったサービスからのみ、感動が生まれる。
ここでいう「お客さま」は、基本的には当社の商品をご購入頂く消費者の方がメインであるが、時にはお取引さまや自社の仲間たちにあてはめることもできる。お客さまも変化し続ける。昔の成功体験を捨て、常にお客さまの意識の近くにいられるよう、お客さまの声を聞き続ける。お客さまに常に「嬉しい驚き」を提供するのがORD流であり、お客さま一人ひとりの「嬉しい驚き」の積み重ねが、当社の価値であり喜びである。
社員は「ORDism」を書き込んだカードを常に身につけて、日々の実践に励んでいる。ORDismの5番目にも謳われている通り、「意識」するだけでなく、「行動」に移すことが求められているのである。