N-BOXを買っているのはどんな人?

F:いま、どのような人がN-BOXを買っているのですか?

岡:実際はやはり40代以上の方がボリュームゾーンにはなっています。30代以下の比率は、JOYと標準車が30%ぐらいで、カスタムが35%になります。

F:若い人が一番高いモデルを買っているんだ。

 最後にひとつ。10年連続ナンバーワンで、N-BOXは完全に「追われる立場」のクルマです。そして社内的には「勝って当たり前」のクルマでもある。この辺のプレッシャーというのはどうですか?

諫:正直な話、3代目をやるときに、「もう根本から形を変えた方がいいんじゃないの?」みたいな話も出たんですよ。でもやっぱり「N-BOXの形はかくあるべし」という所があって、遠くから見てもN-BOXと分かるようにしなきゃいけないと思っています。「基本の形は変えないでやろう」というのは、3代目を始める際に最初に決めました。

F:なるほど。とてもよく分かりました。ありがとうございました。

一同:ありがとうございました。

なぜ「N-BOX JOY」開発者たちが平日ピクニック?本気で作り込んだ“こだわり仕掛け”とは

 現場のチームが「どちらがくつろげるか」を見極めるために、平日に海へピクニックに行ったというエピソード。なんとも清々しいではありませんか。しかもそれを“実証実験”と言い切るところに、彼らの真面目さと遊び心の絶妙なバランスが垣間見える気がします。

 工学と詩情のクロスオーバー。このあたりは「さすがホンダ」と言うほかありません。クルマはスペックだけでなく、こうした“気遣い”でできているものなのだなぁ、と、いまさらながら気付かされました。

 それではみなさま、ごきげんよう。

(フェルディナント・ヤマグチ)

「スロープ」仕様車の楽しい使い方

 こんにちは、AD高橋です。

 チェック柄のシートや、車内でゆったりくつろげるシートアレンジ「ふらっとテラス」など、これまでにない新しい提案をしているN-BOX JOY。もともとは既存ユーザーが買い替えで他のクルマに流れないようにすることが開発目的だったと言いますが、ユルさを感じるスタイルは、休日にちょっと自然の中に行ってのんびり過ごしたいという人にピッタリだと思います。