Photo:JIJI
日本の基幹産業である自動車産業が、“衰退の危機”にひんしている。ダイヤモンド編集部は、危機の本質を明らかにするため自動車業界関係者にアンケートを実施。347人からの回答を分析したところ、BYDなどの中国勢への危機感がいよいよ高まっているにもかかわらず、有効な対策を打てていないことが分かった。また、下請けいじめの問題をいまだ是正し切れていないことも判明した。長期連載『自動車“最強産業”の死闘』内の特集『自動車業界350人アンケートで示す“危機の本質”』では全11回以上にわたり、アンケートの回答と総力取材を基に、自動車産業の危機の本質に迫る。
#1 10月30日(木)配信
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱自社員が自社の「役員」「開発力」など6項目を辛口採点!弱みは何?「トヨタ以外生き残れないのでは…」【完成車メーカー170人アンケート】
自動車産業が、“衰退の危機”にひんしている。ダイヤモンド編集部は、危機の本質を明らかにするためアンケートを実施。完成車メーカー社員らに自社の「役員」「開発・商品力」など6項目を辛口評価してもらい、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、マツダ、三菱自動車それぞれのレーダーチャートを作成した。また、自社の経営上の弱点を挙げてもらってグラフにした。
#2 10月31日(金)配信
【自動車業界アンケート350人の本音】「最大の脅威」はBYD!2番目の脅威は?中国EVに関税を課すべきか、との質問に示された“衝撃的な結果”とは
自動車業界で、中国EVメーカーに対する脅威論が高まっている。ダイヤモンド編集部は、完成車メーカー、サプライヤー、ディーラーを対象にしたアンケートで、何を脅威と感じ、それにどう対応しようとしているのかを聞いた。本稿では、自動車産業の衰退リスクについての業界関係者の本音を徹底的に解明する。中国製EVに関税をかけるべきだと考える回答者の割合は――。また、来年日本で発売される中国BYDの軽EVが、ヒットするとみるディーラー関係者の割合はいかに。
#3 11月5日(水)配信
日産とホンダ、三菱自は統合すべきか?自動車業界350人が本音を暴露「日産はトヨタの支援を仰ぐべきだ」との意見も多数!
Photo:Bloomberg/gettyimages
ホンダと日産自動車の統合交渉は破談に終わった。だが、両社が単独で生き残れるかどうかは依然、不透明だ。自動車業界アンケートで、ホンダ、日産、三菱自動車、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業などによる統合の是非や望ましい統合の在り方について聞いた。日産は「トヨタの支援を仰ぐべきだ」という意見が多数あることも分かった。
>>11月5日(水)配信
#4 11月7日(金)配信
日産エスピノーサ社長への“期待と不安”…「ホンダ、三菱と統合すべき!」自動車メーカー、サプライヤー、ディーラー350人が本音を暴露
Photo:Bloomberg/gettyimages
日産自動車が正念場を迎えている。イヴァン・エスピノーサ社長兼CEOは、工場閉鎖や人員削減などのリストラ策を矢継ぎ早に打ち出した。だが、同社を再び成長軌道に乗せるためには「売れる新型車」が欠かせない。自動車業界アンケートで、日産の新型車に対する評価を聞いた。新型「エルグランド」に期待する声が複数あったが、総じて厳しい見方をされていることが分かった。日産をよく知る提携先の三菱自動車やサプライヤーは、日産復活の可能性をどうみているのか。
>>11月7日(金)配信
#5 11月12日(水)配信
ホンダ三部社長の「波乱万丈経営」、EV戦略を自動車業界350人が辛口評価!脱ガソリン戦略を評価する回答はわずか16%…同社社員・サプライヤーからも不評
Photo:Bloomberg/gettyimages
ホンダの三部敏宏社長が「脱エンジン宣言」をぶち上げてから4年半が経過した。同宣言は、2040年までにEVとFCV(水素で走る燃料電池車)の販売比率を100%にする野心的な目標だ。しかし、EV需要の鈍化などによって、EVの発売を延期するなど軌道修正を余儀なくされた。とはいえ、同宣言の最終目標は変えていない。ホンダが大戦略を実現するには、売れるEVを開発する必要があるが、そのために着実なステップを踏めているのか。アンケートで、ホンダの現状への評価や今後の課題を、同社社員やサプライヤーに聞いた。
>>11月12日(水)配信
#6 11月14日(金)配信
自動車メーカー経営者ランキング!トヨタ会長、ホンダ、日産、スズキの社長は何位?社内支持率も初公開【自動車業界アンケート350人の本音】
Photo:Bloomberg/gettyimages
曲がり角に来ている日本の自動車メーカーを再び成長軌道に乗せることができる経営者は誰なのか。アンケートで、完成車メーカーやサプライヤー、ディーラー関係者347人に、「優れていると思う経営者」を聞き、ランキングを作成した。自動車メーカーの経営トップの真の序列を明らかにする。
>>11月14日(金)配信
#7 11月19日(水)配信
低評価な自動車メーカー経営者ランキング!1位はリストラ中のあのメーカーの役員…2位、3位は?“社内不支持率”も大公開【自動車業界アンケート350人の本音】
Photo:Bloomberg/gettyimages
生きるか死ぬかの大激変期に突入した自動車メーカーのかじ取りは、優れた経営者に委ねたいものだ。しかし、支持率が低い経営者もいるようだ。自動車業界アンケートで、完成車メーカーやサプライヤー、ディーラー関係者347人に「評価できない経営者」を聞き、ランキングを作成した。自動車メーカーの“ハンドル”を握ってほしくないと思われているのは誰か。
>>11月19日(水)配信
#8 11月26日(水)配信
トヨタ、日産、ホンダをサプライヤーが採点した“通信簿”を大公開!「下請けいじめ問題」は是正された?【部品メーカー138人アンケート】
Photo:Vlad Kochelaevskiy/gettyimages
自動車業界アンケートで、サプライヤー138人に自動車メーカーを辛口評価してもらった。評価項目は、「役員のビジョン」「開発・商品力」「生産計画の確からしさ」「調達部品の値上げ許容度」など七つ。日産自動車は「下請けいじめ問題」を是正したのか。
>>11月26日(水)配信
#9 12月3日(水)配信
自動車メーカー170人が明かす中国市場の悲惨な実態!“影響は甚大”の回答はホンダが最多、各社間に大きな開き「三菱自は早抜けできたが…」
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自動車業界アンケートで、自動車メーカーの役員、社員ら170人に中国ビジネスについて聞いた。中国での販売不振の「影響は甚大」と答えた比率は、メーカー間で大きな格差があり、それに対する自社の対策への評価にも各社で開きがあった。中国事業の課題と展望を業界関係者の“本音”から明らかにする。
>>12月3日(水)配信
#10 12月10日(水)配信
「尊敬できる自動車メーカー歴代役員」ランキング!1位はあのカリスマ、2位、3位は?ゴーン氏への評価は?【自動車業界350人アンケート】
Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages
戦後の日本経済の成長をリードした自動車業界の経営者で、最も敬愛されているのは誰か。自動車業界アンケートで347人に、「尊敬できる歴代経営者」を挙げてもらい、ランキングを作成した。創業家出身者が上位を占める一方、意外な外国人経営者が健闘を見せた。“クルマへの愛”が伝わってくる尊敬する理由も含めて大公開する。
>>12月10日(水)配信
#11 12月12日(金)配信
自動車メーカーが「強化しなければ生き残れない技術」ランキング【完成車メーカー170人が緊急提言】SDVだけでなく「内燃機関も大事」
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自動車産業が、基幹産業であり続けるために「強化しなければならない技術」を、自動車業界アンケートで聞いた。電動化やクルマの知能化技術を挙げる回答者が多かったが、ハイブリッドシステムを含め、内燃機関を使う技術を重視する意見も少なくなかった。
>>12月12日(金)配信
Key Visual:SHIKI DESIGN OFFICE, Kanako Onda









