2位に大差をつけて
ワースト1となった日産自動車

 25年1~12月にネガティブ投稿が最も多かったのは日産自動車で、投稿数は86件に達した。2024年版のランキングでは24位、投稿数は24件だったが、大幅にランクアップする結果となった。

 日産自動車は追浜工場(神奈川県横須賀市)の生産を2027年度末で終了するなど、経営再建中だ。こうした中、従業員からは不安や不満に関する投稿が急増している。

 最も多かったのは、会社への将来不安や経営不振に関する投稿と、経営陣への不満投稿だ。

 主な投稿は以下の通り。

〈会社の将来不安・経営不振〉
「会社情勢はかなり厳しい。上向きになる可能性はほぼ無いと考えている社員がほとんどなのが実情」
「アメリカ、中国の惨状を見ると、今後改善の兆しがない。リストラにより規模を小さくして、商品の収益性を高めて、限られた市場で戦うしか道はない」
「私が勤務していた工場の閉鎖に関する報道が出た。人員の再配置や生産の縮小は続いていくと思う」
「電動化にかじを切りすぎた結果、ハイブリッドの技術が不足している。縮小均衡策を取らない限り、復活はありえないのではないか」
「新車が出ない。出ても利益率が低いので再建の希望は薄い」
「昨今の経営不振から脱却できるようなビジョンが描けていない」
「社内に危機感が欠如しており、『なんとかなる』というスタンスの人が多いことが、さらに将来性を暗くしている」

〈役員・経営層への不満〉
「あまりに社内政治が多く今後明るい未来がみえない。役員数は事業規模に鑑みて多すぎるし、意思決定に時間がかかりすぎる。そのような役員に高い給料を払っている現実を考えるとリストラする前にやることがあると思う」
「上層部の判断でいきなり開発が終了になることが多い」
「経営者の方針が定まらず、決めるのにとても時間がかかり、現場はふりまわされ、無駄な仕事が多くなっている」
「経営層の総退陣が必要。経営の立て直しよりも自らの利権を守ることに注力するのはいかがなものか」
「なぜ日産の車はグローバルで売れていないのか、それを回復するにはどうすべきか、について役員の誰も答えられていない」
「『決めることができない』経営者の典型」
「大企業病。情報が現場に来ない。工場の生産終了も報道やIRで知るありさま。にもかかわらず役員は多額の報酬をもらっており、腹立たしいを通り越して悲しくなってくる」

〈待遇への不満〉
「業績悪化で給料が下がった。経営層のせいで減ったと思うとやるせない」
「上司は23時まで残業していることが多く、ワーク・ライフ・バランスは良くないと思う」
「年功序列のため若いうちは給与が少ない。給料面以外では満足しているが額が少なすぎる故に辞めたい」
「今の業績だと年々年収が下がることが見込まれる」
「夜勤と休日出勤が重なると、メンタルがかなりきつい」
「多数の人がワーク・ライフ・バランスをとれておらず、それに対して改善する気配もない」
「平日の残業が多く、終業時間が20時以降となることがほとんど」

〈組織文化・社風への不満〉
「昭和の考え方を持っている人が多数おり、非効率なやり方を変えようとするとベテランから猛烈に反感をくらう」
「多くの設備が老朽化しており、業務に滞りが出る場面がある。新たな投資はせず、人の気合と根性で頑張ろうという風土」
「現場の人間が大切と言いながらも下に見ている社風」
「風通しは良くはない。また、前例を踏襲することが多い」
「いかに責任を回避し別の部署に押し付けるかが重要視される文化」
「日産の『責任の押し付け合い文化』ではこの先戦えない。この文化は経営者がスローガンを掲げたところで簡単に変わるものではない」
「決めない・進まない・責任を取らない会社」
「トップダウン、セクショナリズム、受け身、惰性など、日本の典型的なヤバい会社の要素を全て詰め込んだような環境」
「従来を踏襲することが非常に多く、新しい挑戦は非常にやりにくい。ルールが乱立しているため新しいことをやるには非常にハードルが高い。風通しは非常に悪く、完全なる縦割りの社風」