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メディアの凋落が叫ばれる中、彗星のごとく現れた「note」が情報の生態系を塗り替えつつある。広告に頼らず、クリエイターが読者から直接対価を得る独自のモデルは、大手企業や省庁までもが参入する巨大インフラへと膨張している。しかし、その快進撃の裏には、参入障壁の低さや肥大化に伴う質の低下といったアキレス腱も潜む。noteは新たな情報インフラとして定着するのか、それとも歴史の波に消える一過性の熱狂にすぎないのか――。長期連載『メディア興亡』内の特集『note解剖』で、その最前線を追う。
#1 4月30日(木)配信
note、時価総額10倍への「期待」とmixi急減速の「既視感」が交錯する“広告なき1000万人経済圏”の正体
noteが売上高、利益共に過去最高を更新し、投資回収フェーズへの突入を宣言した。広告を排し、読者がクリエイターに直接課金する手数料モデルで「情報のインフラ」を標榜するが、市場が危惧するのはかつての覇者、mixiがたどった急減速の再来だ。X(旧Twitter)の長文参入など競合の影が差す中、note経営陣が描く「ストック型ビジネス」の持続性を検証する。
#2 5月1日(金)配信
note収益格差のリアル、月額2000円課金で売り上げ500万円超えの料理研究家も!クリエイターが続々移行も流通総額の大半が「上位1000人」に集中
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オールドメディアからの収入が先細る中、「noteが柱の一つになった」。そう語る料理研究家・大原千鶴さん。手数料を抑え、売り上げの8割超を還元する「クリエイターファースト」のnoteのモデルが多くの書き手に受け入れられる一方、実際に収益を得られたユーザーは全体の数パーセントにすぎない。プラットフォームとして「誰もが稼げる場」であり続けるための治安維持と仕組みづくりの葛藤が続いている。
>>5月1日(金)配信
#3 5月2日(土)配信
財務省も活用する「公式note」の舞台裏、月額8万円の法人版note proは“継続の壁”に直面…膨張する経済圏の死角
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財務省が新たな発信ツールとしてnoteの活用を始めるなど、法人や官公庁の参入が相次ぐ一方、更新が途絶え放置される企業の「死屍累々」とした現状も浮かび上がっており、月額8万円の「note pro」の導入をためらう企業も多い。博報堂など大手広告代理店も参入し拡大を続ける「note経済圏」が、単なる一過性の流行を超えて持続可能なビジネスインフラとして定着できるのか、その真価が問われている。
>>5月2日(土)配信
#4 5月3日(日)配信
noteにグーグルが国内初出資!ネイバーとも提携…続く快進撃の舞台裏、一方で外資による「日本人の思考データ」囲い込みに懸念
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米グーグルや韓国ネイバーとの異例の資本提携で独自の資本戦略を貫くnote。その快進撃の裏では、生成AIの学習に不可欠な「日本人の思考や経験」という膨大なデータが外資ビッグテックに相対的に安価な対価で開放されることへの懸念が強く、日本の知財利権を空洞化させかねない「データ争奪戦」のリスクも浮かび上がる。
>>5月3日(日)配信
#5 5月4日(月)配信
ネットメディアを追い詰める「ゼロクリック問題」でnoteが一人勝ち!?生成AI流入が“想定の4倍”になった理由と勝算
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検索ユーザーがサイトへ遷移しなくなる「ゼロクリック問題」でメディアが沈む中、noteはAI経由の流入で「想定の4倍」という驚異的な数字をたたき出した。加藤貞顕CEOが東京大学の松尾・岩澤研究室(松尾研)で学んだAI戦略が結実した格好だが、アルゴリズムというブラックボックスに依存する構造は、常に「はしごを外される」リスクと隣り合わせだ。業界を主導する対価還元プロジェクトの勝算を問う。
>>5月4日(月)配信
#6 5月5日(火)配信
講談社、集英社、KADOKAWA…コンテンツ強者に挑む「note独自のIP事業」戦略とは?赤字拡大で苦戦中も見えてきたヒット作の兆し
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プラットフォーム運営を主軸としてきたnoteが、2024年5月に設立した完全子会社Tales & Co.(テイルズ・アンド・コー)を通じて「編集者機能」を持ち、クリエイターの発掘からメディア展開までを担うIP事業へと踏み出した。それは出版社など既存メディアの競合となり得ることを意味する。コンテンツ強者がひしめく中で、後発となるビジネスでいかに勝ち筋を見いだすのか。その真価が問われている。
>>5月5日(火)配信
#7 5月6日(水)配信
note執筆で年間売り上げ1億円超えの猛者も!熱狂の裏で「情報商材蔓延」と「BAN=アカウント利用停止」の熾烈な攻防戦
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年間売り上げ1515万円に達するトップ1000人のnoterたち。会社員が実践知を売買する市場は活況を呈するが、その裏では「稼げるノウハウ」をあおる不透明なコンテンツがまん延している。有名アカウントが突如停止されるなど、運営側と「情報商材屋」のいたちごっこが続く中、情報の質を担保できなければプラットフォームの信頼は砂上の楼閣と化す。
>>5月6日(水)配信
#8 5月7日(木)配信
noteの加藤CEOが激白「何十冊もの書籍編集でトレーニングを積み、その最大のプロダクトが“会社”」メディアの知見がビジネスの巨大インフラを創る武器になる理由
Photo by Shingo Matsuda
2022年12月の上場から3年余りで時価総額を約10倍に伸ばしたnote。さらに米グーグルや韓国ネイバー、KADOKAWAとの資本業務提携と、大型アライアンスが相次ぐ。生成AIの台頭がメディア産業の収益モデルを根底から揺さぶる中、noteはクリエイターへの対価還元の仕組み作りにも奔走する。「ネット上の本拠地」というコンセプトを掲げ、個人から大企業、官公庁まであらゆる発信者の基盤を目指す同社の加藤貞顕代表取締役CEOに、編集者の知見が切り拓くメディアの生存戦略を聞いた。
>>5月7日(木)配信
Key Visual by Kaoru Kurata








