アメリカン・エキスプレスが昨年発行した「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(以下、スカイ・トラベラー・カード)」と「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(以下、スカイ・トラベラー・プレミア・カード)」は、航空会社が提携・発行しているクレジットカードよりも「マイルが貯まりやすいカード」として人気だ。
■アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | ||
還元率 | 1.5% (対象航空会社の航空券購入は3%) ※ 1マイル=1.5円換算 |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
年会費(税抜) | 1万円 | |
家族カード | あり(年5000円、税抜) | |
おすすめポイント | 対象航空会社20社で航空券を購入するとポイント3倍。提携航空会社14社のマイルに無期限で交換可能! | |
■アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード | ||
還元率 | 1.5% (対象航空会社の航空券購入は5%) ※ 1マイル=1.5円換算 |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
年会費(税抜) | 3万5000円 | |
家族カード | あり(年1万7500円、税抜) | |
おすすめポイント | 対象航空会社20社で航空券を購入するとポイント5倍。提携航空会社14社のマイルに無期限で交換可能! | |
さらに、この「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」は、実は人気のANAマイルを貯めている人にとっても「秘密兵器」として使えるカードになっている。
まずは、簡単に「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」が持つ、3つの特徴をまとめてみよう。
「スカイ・トラベラー・カード」が
マイル系最強カードと呼ばれる3つの理由
1)無期限でマイルを貯めることができる!
「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」では、ともに「100円=1ポイント」の「メンバーシップ・リワード」という独自のポイントが貯まる。このポイントは「1ポイント=1マイル」でマイルに交換することができ、その有効期限は「無期限」なので、時間をかけて大量のポイントを貯めることができる。これにより、マイルを高還元率で利用できる「長距離のビジネスクラスの航空券」に交換できるようになっている。
2)対象航空会社20社の航空券購入等で通常時の3~5倍のマイルが貯まる!
対象となっている航空会社20社(※1)と、旅行代理店1社(日本旅行)で、航空券代金やツアー代金などを支払った場合、「スカイ・トラベラー・カード」では「100円=3ポイント」、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」では「100円=5ポイント」が貯まる。ANAやJALが提携・発行しているクレジットカードで航空券を購入しても、貯まるポイントは2倍なので、航空券を購入する場合は「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」のほうが1.5~2.5倍もマイルが貯まるのだ。
3)貯めたマイルは提携航空会社14社のマイルに自由に交換できる!
「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」で貯めたマイルは、提携航空会社14社ならどの会社のマイルでも交換することが可能(※2)。つまり、貯め始めるときに「マイルの使い道」がはっきり決まっていなくても、ゆっくり貯めてから、行きたい国に就航している航空会社、少ないマイルで利用できる航空会社、行きたいタイミングで空席がある航空会社を自由に選ぶことができるのだ。
(※1) 通常の3~5倍のマイルが貯まる 対象航空会社20社 |
(※2) 貯まったポイントを移行できる 提携航空会社14社 |
アリタリア-イタリア航空 | アリタリア-イタリア航空 |
ヴァージン アトランティック航空 | ヴァージン アトランティック航空 |
ANA(全日空) | ANA(全日空) |
エールフランス航空 | エティハド航空 |
エティハド航空 | キャセイパシフィック航空 |
オーストリア航空 | シンガポール航空 |
カンタス航空 | スカンジナビア航空 |
キャセイパシフィック航空 | チャイナエアライン |
KLMオランダ航空 | デルタ航空 |
シンガポール航空 | JAL(日本航空、2014年1月31日まで) |
スイス インターナショナル エアラインズ | フィンランド航空 |
スカンジナビア航空 | ブリティッシュ・エアウェイズ |
スターフライヤー | 中国南方航空 |
大韓航空 | タイ国際航空 |
チャイナエアライン | |
デルタ航空 | |
JAL(日本航空) | |
フィンランド航空 | |
ブリティッシュ・エアウェイズ | |
ルフトハンザ ドイツ航空 |
一般的なマイル系クレジットカードが「航空会社が顧客を囲い込むためのサービス」なのに対し、上記3つのメリットを持つ「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の場合は「アメリカン・エキスプレスのステータスが実現したマイル利用者目線のサービス」ということが言えるだろう。
「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」が「ANAマイラーの秘密兵器」になるのは、メリットの1番目「無期限でマイルが貯められる」と、3番目「提携航空会社14社のマイルに自由に交換できる」という部分がキモになる。
最大1万8000~5万マイルがもらえるキャンペーンで
「少し足りない」を補って、高還元率を実現できる!
例えば、普段からANA便をよく利用していて、ANAマイルを貯めている人の中には、「あと2000マイルあれば、マイルを航空券に交換できるのに、有効期限が間近に迫っている!」というシーンに直面したことがある人も多いだろう。
ユナイテッド航空やデルタ航空など、海外のマイレージ・サービスは有効期限が無期限だったり、「マイルを購入」したりすることができるが、ANAやJALではそれができないため、「あと2000マイル」が足りなければ、還元率が低下するのを覚悟して電子マネーやほかのポイントに交換するしかない。
そんなとき、ある程度のポイントを「スカイ・トラベラー・カード」か「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」に貯めておけば、足りない分をANAマイルに交換して利用することで、ANAマイルを有効に、かつ高還元で利用する「秘密兵器」としても使うことができるのだ!
もちろん、そんなときのために「スカイ・トラベラー・カード」なら年会費1万円+ANAマイル移行に必要な参加登録費(年間)5000円の合計1万5000円(税抜)、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」なら年会費3万5000円+参加登録費(年間)5000円の合計4万円(税抜)を支払い続けるのは不経済だ。
しかし、もし「マイルの有効期限」が1年以内に迫っているなら話は別。
現在、「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」では、お得な入会キャンペーンを実施中で、「スカイ・トラベラー・カード」の場合には「新規入会で3000ポイント」「入会後1年以内に14社の対象航空会社の航空券を購入すれば5000ポイント」「入会後3カ月以内に50万円利用すれば1万ポイント(10月31日まで)」の、合計1万8000ポイント(=1万8000マイル)がもらえる。
一方、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の場合には「新規入会で5000ポイント」「入会後1年以内に14社の対象航空会社の航空券を購入すれば1万ポイント」「入会後3カ月以内に80万円利用すれば3万5000ポイント(10月31日まで)」の、合計5万ポイント(=5万マイル)がもらえる。
このキャンペーンを利用すれば、「スカイ・トラベラー・カード」の場合は年会費+参加登録費の1万5000円(税抜)で1万8000マイル、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の場合は年会費+参加登録費の4万円(税抜)で5万マイルを購入するのと同じこと。
つまり、「スカイ・トラベラー・カード」なら「1マイル=約1.15円」で1万8000マイル、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」なら「1マイル=約1.19円」で5万マイルを購入できると考えればいい。
そして、この「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の新規入会キャンペーンで得たマイルを、普段貯めている「もう少し足りない!」マイルに交換すれば、そのマイルを有効活用できるというわけだ。
「スカイ・トラベラー・カード」のマイルをANAマイルに移行すれば
東南アジア旅行がアメリカ西海岸旅行にグレードアップ!
具体的には、どのようにすれば普段貯めているマイルを有効活用できるようになるのか。
例えば、ANAマイルを3万5000マイル保有している人の場合、「スカイ・トラベラー・カード」の新規入会キャンペーンで1万8000マイルを受け取り、それをANAマイルに移行すれば合計で5万3000マイルになる。
3万5000マイルで交換できる航空券は「バンコク(タイ)」や「シンガポール」など、アジア圏が限界だが、5万マイルあれば「サンフランシスコ」「ロサンジェルス」などアメリカ西海岸の航空券に交換が可能になる。
また、「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」に新規入会キャンペーンで5万マイルを受け取ることができて、それをANAマイルに移行すれば合計8万5000マイルになり、欧米のほとんどの地域の「ビジネスクラスの航空券」に交換が可能になる。
もちろん、保有するANAマイルが1万マイルで、「あと2000マイルあれば東京⇔大阪の往復航空券に交換できるのに……」という場合でも、「スカイ・トラベラー・カード」のポイントを少しずつANAマイルに交換することで、何度でも「少し足りない」をカバーすることが可能になる。
このように「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」は、ANAなど他の航空会社のマイラーにとって便利な使い道があるのだ。
10月末まで実施中の「スカイ・トラベラー・カード」と「スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の大盤振る舞いのキャンペーンを活用して、お得なマイル旅行を実現させよう!
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2019年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2019年版】
2019年版、最優秀おすすめクレジットカードはコレだ!
【2019年2月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税抜) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
楽天カード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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OricoCard THE POINT | ||||
1.0~2.5% | 永年無料 | JCB Master |
Suica ICOCA |
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【OricoCard THE POINTのおすすめポイント】 年会費無料ながら新規入会後6カ月は2.0%の高還元率で、7カ月以降も通常還元率が1.0%の高還元クレジットカード。ネットショッピングでは「オリコモール」活用で「Amazon」で還元率2%になるほか、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」でも還元率2.5%(各ショップのポイント含む)になるなど、ネットショッピングでは最強レベル。また、「iD」と「QUICPay」を搭載しているので少額決済でも便利。貯めたポイントは「Amazonギフト券」「iTunesギフトコード」なら即時交換ができるので、ポイントの使い勝手も◎! |
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アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | ||||
1.5%~ | 1万円 | AMEX | Suica ICOCA |
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【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】 「マイル系最強カード」との呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる! |
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JCB CARD W(ダブル) | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay | |
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Yahoo! JAPANカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA nanaco (nanacoへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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