英語を話すときは別人格になるもの

河合 いまの若い子たちは、英語もとても上手だし、意見もはっきり言います。その子の話でおもしろかったのは、「英語で話すとこんなに積極的ですけど、日本語だとシャイになっちゃうんです」と言っていたことです。

川本 ああ、それは私もそうですね。

河合 実は、私もそう(笑)。日本語のときと人格まで変わりますね。

川本 違いますね。

河合 日本で前へ前へというのは、スタイルではないのかもしれません。

川本 日本語で話す私と英語で話す私がまったく違うとまでは言えませんけど、どうしても変わりますよね。日本語の発言を直訳しても、結局、英語で表現する私にはならないんですよ。

河合 そうそう、違いますよね。

川本 違うということを認めて、英語で話しているときは、英語の人格になれば一番いいと思います。

次回更新は12月16日(月)を予定。


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