気の強い上司、わがまま部下で
お困りの人、いませんか?

メンタリストDaiGo 人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使する日本唯一のメンタリスト。テレビ番組への出演多数。外食系企業の研修やコンサル、教育誌への連載なども手掛けている。主な著書は、『人生を変える60秒の処方箋 1分間の心理革命。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)、『こっそり人を操る心理法則』(PHP研究所)ほか。昨年発売された自身初の本格ビジネス書『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』が11万部超のベストセラーになるなど、著書は累計80万部を超える。 ビジネスやコミュニケーションに使える心理術を無料公開中。詳しくはhttp://www.daigo.meまで

 自分の失敗をなかなか認めたがらない上司、やたらと威張り散らすクライアント、なにかと屁理屈ばかり言う部下……あなたの職場にもそんな「面倒くさい人」はいませんか?

 なかなか扱いづらいこんな人たちから、一瞬にして信頼を勝ち取る方法があるといったら、あなたは信じるでしょうか。
 そのテクニックとは、ずばり「シークレットブーツ効果」です。

 実は、人には「相手の肩書が高くなると、その人の身長も高く見える」という心理効果があります。

 オーストラリアのある大学で、権威と身長にかかわるこんな実験が行われました。
 ある男性を、「彼はケンブリッジ大学から来た○○」と学生たちに紹介しました。○○には、「学生」「実験助手」「教授」という言葉を入れて紹介したのですが、おもしろいことに学生たちが感じた彼の背の高さのイメージが、それぞれですべて違っていたのです。「学生」のときがいちばん低く、次が「実験助手」、そして「教授」と権威のある肩書きになるにつれて、1センチずつ身長が高く見えたという結果が出ました。

 つまり、背の高さは「権威」の象徴だということです。