受験英語で学んだ単語を覚えなおせば、教養レベルの高い英語が身につきます。特に動詞は、付随して相性のいい名詞や副詞を覚えられるので、効率よく語彙力を上げることができるのです。3つ動詞をご紹介しますので、詳しく用例を学んでいきましょう。
今回ご紹介するのは、丸暗記ですぐ使えるのに、教養レベルが高い便利なフレーズ集。例えば「let me ~」と言うところを、「allow me to do」に言い換えれば、フォーマルな場面でも十分使える表現になります。
フォーマルな場面で大活躍!
“allow me to do”
動詞allowは書き言葉やフォーマルな会話で容認をあらわす場面によく使われます。会話のなかではAllow me to do(○○させてください)という形式が一般的です。たとえば、初対面でAllow me to introduce myself.(自己紹介させてください)、会議の席でAllow me to explain.(説明させてください)というふうに使います。もちろん日常会話で一般的に使われるletを使ってLet me introduce myself. / Let me explain. と言ってもOKですが、より丁寧で相手の意思を尊重している感じがするのはallow meのほうです。
1つの基準としては、みんながコーヒーを飲みながらくつろいでいるようなミーティングであればlet me、クライアントが同席して全員がスーツにネクタイといった堅苦しい会議であればallow meを使うほうが合っているでしょう。
練習問題
次の日本語を、allowを使った英語にしてみましょう。
1. 次の予定があるので、そろそろおいとまさせてください。
2. 時間がないので、手短に説明させていただきます。
3. 会社の敷地内での喫煙は許されておりません。
模範解答
1. 「次の予定がある」は、こういう場面ではhave other plans が適切です。正解はI have other plans, so please allow me to leave now. です。
2. 「手短に」はbrieflyと表現して、Since we don’t have much time, allow me to explain it briefly. が正解です。ちなみに「私にやらせてください」と自分から何かを買って出るような場面では、Allow me to try it. を縮めてAllow me. と言うこともあるので、覚えておくと便利です。
3. 「会社の敷地内で」はon company property なので、We are not allowed to smoke on company property. が正解。
動詞allow 覚えておきたい構文パターン
1. Please allow me to introduce my career record briefly.
(私の職歴を簡単に説明させてください)
2. I suggested she join us for dinner and allow us to drive her home.
(夕食に同席して、そのあと家まで送り届けましょうと彼女に提案した)
3. Mr. Thomas kept her too busy at work to allow her time to have her own life.
(トーマス氏は彼女を働かせすぎたので、彼女には自分のための時間がほとんどなかった)
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