「声出し丸暗記」は前頭前野を鍛える

「声出し丸暗記」は、毎日やったほうがよく、早くできるほうが、前頭前野の発達がよくなります。

 声を出して読むためには、文字が読めなくてはいけません。子どもが読めない字が出てきたら、親が読み方を教えてあげます。意味のわからない文字が出てきたら、教えてもいいのですがが、あえて教えないで自分で調べさせてもよい場合もあります。

 また、声の出る辞書を使わせるのもよいでしょう。
「声出し丸暗記」をなるべく早くすませるのが目的なので、直接関係ないことは教えません。前頭前野がよく働くほど、記憶能力は、長期も短期も高くなります。

小学校入学以前に1年生の教科書の「声出し丸暗記」ができたら、1年生の学年末の成績は、まず学年一でしょう。

 この習慣を、全教科にまで広げ、高校卒業まで実行できれば、どんな大学にも入学できるようになりますし、人生にも成功する確率が高まるでしょう。

 先ほど紹介した、理化学研究所理事長の松本紘氏は、奈良県大和郡山の出身。「教科書、声出し丸暗記」を案出されたのは、大和郡山のご出身だからでしょうか。

 この地は、記憶の名人が生まれた地として、日本の歴史に残っています。
 奈良時代に、聖武天皇は、稗田阿礼(ひえだのあれ)に日本の歴史を覚えさせ、太安万侶(おおのやすまろ)に編集させて『古事記』が生まれました。

 大和郡山市では、教育委員会の主催で、毎年2月の第1日曜日には「記憶力大会」が開かれ、記憶力を競い合っています。また、「般若心経」が唱えられる幼稚園児がざらにいる市でもあるのです。