昼間人口に占める技術者の比率2位はR&Dの拠点であることを、住宅地の地価が千代田、港、渋谷、中央、文京の各区に次いで高いのは高級住宅地を抱えることを、卸売業販売額が都心3区に次いで第4位は卸売業の集積地の存在を、一戸建住宅の広さが23区の中で下から5番目と低いのは、区内に住宅密集地が多いことを示している。

23区中唯一の上位は雇用者比率
労働人口の多くを占める女性たち

 品川区はサラリーマンが多い街でもある。15歳以上の人口に占める雇用者(勤め人)の比率は49.1%で、江東区、大田区、墨田区に次ぐ第4位。何でも中位の品川区では、注目すべき主要指標の上位ランクインである。

 サラリーマンとは言うものの、品川区の雇用者の多さをリードしているのは、実は女性。品川区の就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は、男性の9位に対して女性は47.7%で第5位となっている。働く女性が多い区なのだ。

 女性の就業率1位は墨田区の50.6%、2位は台東区の49.9%。ただしこの両区は「家業」の伝統がまだ強く残っており、家業を手伝う家族従業の女性が多い。こうした例外を除くと、女性の職場はパートを含む勤め人が大部分を占める。このため、働く女性が多い区は雇用者の比率が高くなる。

 働く女性が多いのは、女性が安心して働ける環境が整っているからだ。 1km2当たりの保育所数は23区中8位と必ずしも多くないが、保育所の定員に対する待機児童の割合は1.3%とベスト2位。23区平均が3.9%だから、3分の1の低さだ。