幻の30兆円上場、アリペイの真実#予告Photo:SOPA Images/gettyimages,Yoshiyoshi Hirokawa/gettyimages,アント・グループ提供

突然の上場延期が決まったアント・グループ。その裏側にはイノベーションと規制を巡る長年の対立があった。特集『幻の30兆円上場、アリペイの真実』は11月24日(火)から28日(土)の全5回にわたり、アント・グループとその上場延期を総力解剖する。(ダイヤモンド編集部特任アナリスト 高口康太)

#1 11月24日(火)配信
中国当局がアリペイ「30兆円上場」をなりふり構わず緊急延期した理由

幻の30兆円上場、アリペイの真実#1Photo:Wang HE/gettyimages

 中国IT大手アリババグループの関連会社であるアント・グループは史上最大のIPO(新規株式公開)を予定していたが、上場直前になって突然の延期が決まった。その背景にあるのは長年にわたる当局との対立だ。当局の黙認を追い風に発展してきたチャイナイノベーションが岐路に立たされている。

>>記事はこちら

#2 11月25日(水)配信
アリババ系アントが1800兆円を動かす最強フィンテック企業になれた理由

幻の30兆円上場、アリペイの真実#2Photo:Visual China Group/gettyimages

 送金・決済額は1800兆円とVISA決済額の2倍、レガシー金融機関の0.1%という与信コストで融資が可能、行政手続きから公共料金の支払い、病院の予約まで全てアプリで完結する…圧倒的テクノロジーで世界最強のフィンテック企業に成長したアント・グループの現在地とは。

>>記事はこちら

#3 11月26日(木)配信
中国でアマゾンを撃退したアリババの武器「テクノロジー×信用」の秘密

幻の30兆円上場、アリペイの真実#3Photo:Bloomberg/gettyimages

 今でこそアリババグループが盤石の地位を固める中国EC市場だが、2000年代後半まではアマゾン・ドット・コムやeBay(イーベイ)など、技術と資本で圧倒する米国勢との激烈な競争が続いていた。アリババが勝利を収めた最大の要因、それはテクノロジーで「信用」を担保するフィンテックの導入だった。

>>記事はこちら

#4 11月27日(金)配信
中国の新インフラ化するアント「評価ビジネス」の全貌、コロナ対策の柱にも

幻の30兆円上場、アリペイの真実#4Photo:kyodonews

 秋のゴールデンウイークと呼ばれる国慶節の長期休暇では、中国旅行業は目覚ましい回復を示した。感染対策の要となるのが健康コードだ。スマホ画面に表示されたQRコードの裏側には統合されたビッグデータが存在する。コロナ対策からビジネス円滑化の信用スコアまで、アント・グループによる評価システムは大きな存在感を示している。

>>記事はこちら

#5 11月28日(土)配信
中国に見る金融の未来!1億人加入の助け合い保険開発、人工衛星で農民融資

幻の30兆円上場、アリペイの真実#5Photo:VCG/gettyimages

 中国の金融イノベーションが止まらない。P2P保険の「相互宝」は加入者が1億人を突破。今まで保険未加入だった地方の人々が競って加入する人気プロダクトとなった。さらに衛星写真で農民の与信を実施するなどの新サービスが続々と生まれている。

>>記事はこちら

Key Visual by Noriyo Shinoda

*記事のタイトル、内容、公開日は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。