黒田日銀発足から4年弱の間に、量的・質的金融緩和政策は、マイナス金利政策を経て、イールドカーブ・コントロールへ到達しました。これらの政策の中身がいったいどのようなもので、日本経済にどのような効果と副作用を及ぼすのか、「金利」を軸に解きほぐしていきます。
金利と経済 高まるリスクと残された処方箋
【翁邦雄・元日本銀行金融研究所所長に聞く】日銀の金利引き上げが金融政策正常化につながらない理由:「YCC手直しの内容」を検証
【翁邦雄・元日本銀行金融研究所所長に聞く】日銀の「超低金利固定」からの脱却はなぜ「必要だが困難」なのか
【翁邦雄・元日本銀行金融研究所所長に聞く】円安構造の固定化であきらかになる金融政策の不都合な真実
【翁邦雄・元日本銀行金融研究所所長に聞く】「急速な円安の進行は好ましくない」という日銀の真意
【翁邦雄・元日銀金融研究所所長に聞く】インフレはそれ以上に賃上げ率を高める、という幻想。国民の求める「物価安定」とは何かを考え直す
【元日銀金融研究所所長・翁邦雄氏に聞く】円安はどこまで進むのか?「後出しじゃんけん」になっている日銀の言い分
第11回
2017年ベスト経済書3位受賞『金利と経済』著者・翁邦雄氏インタビュー
第10回
過大債務の実態は不変 銀行課税リスクは避けられないスティグリッツ教授の「日銀保有国債の無効化」提案
第9回
米国金利が上昇傾向にあるなかマイナス金利と銀行経営を考える
第8回
異次元緩和が意図せず招いた積極財政論の台頭日本が人口ペシミズムを乗り越えるのに必要なこと
第7回
自然利子率の低下を金融政策で追いかけると生じる「不都合な真実」:住宅投資の盛り上がりに期待してよいか
第6回
金融政策による期待へ働きかけはなぜ失敗したか:クルーグマンが変心した理由
第5回
「シムズ理論」を使うと物価安定は破壊される期待に働きかける「無責任」政策の危険性
第4回
本当に将来の増税を回避できるのか?ヘリコプターマネーの効果を考える
第3回
日銀が国債をどんどん買って行き着く先は「永遠のゼロ」か、銀行課税か?
第2回
レーガノミクスとの共通点と相違点から考えるトランプノミクスが日本に与える影響とは?
第1回
長期金利抑え込みか、円安抑制か?トランプ登場で迫られる究極の選択