「デザイン経営」の考え方や効果・効能について、理解することはさして難しくありません。しかし、「デザイン」という、知ってはいるが馴染みのないキーワードに、自分たちの課題に合った考え方なのか、どうしたら今の組織でスムーズに進められるのかなど、その組織ならでは個別具体的な状況を照らし合わせることは簡単ではありません。ここでは、「『デザイン経営』宣言」に深く関わったコアメンバーの視点とともに、先駆的に取り組む企業を業種や規模といったバリエーションで取りあげ、注目すべきポイント、プロセスについて解像度高く分析します。デザイン経営を自分ごととして解釈し、揺るぎない意思と最適な進め方をつくり出すヒントが満載です。
デザイン経営の輪郭
デザインの「繋ぐ力」でソニーの未来を可視化する、クリエイティブセンターの挑戦〈後編〉
多様性のデザインを「言葉」によって導きだす、クリエイティブセンターの挑戦〈前編〉
多様な意見とイノベーションが生まれる関係を見つめ直す、「デザインディスコース」の可能性
「モノづくりのまち・東大阪」は生き残れるか、デザイナー集団のチャレンジとは
アイデアが溢れる時代のイノベーションに求められる「センスメイキング」の力とは
いま、中小企業こそ取り組むべきデザイナーを巻き込んだ企業ブランディング
イタリア・ミラノ発のコンセプト「意味のイノベーション」はなぜ生まれたのか
経営が進むべき方向を導き出すデザインの「d」と「D」