法務・税務(3) サブカテゴリ

第113回
G20会合で見えたパナマ文書問題「3つの論点」
森信茂樹
5月10日に公表が予定されているパナマ文書に関して、マスコミの報道が日に日に大きくなっている。先週ワシントンDCで開催されたG20会合の声明文を解読しながら、個人課税を念頭において、パナマ文書問題に関わる3つの論点について述べてみたい。
G20会合で見えたパナマ文書問題「3つの論点」
第112回
パナマ文書は日本居住者にどれほどのインパクトを与えるか
森信茂樹
世界中に波紋を広げているパナマ文書だが、日本居住者へのインパクトはいかほどだろうか。今後日本でも、個人や法人の名前が明るみに出てくることが予想される。その場合、何が問題となるのだろうか、何を問題とすべきだろうかを考えてみたい。
パナマ文書は日本居住者にどれほどのインパクトを与えるか
第111回
安倍政権が真にやるべき政策を米国の経済学者に聞く必要はない
森信茂樹
安倍首相は官邸に米国の経済学者らを招いて、国際金融経済分析会合を開催した。しかし、一国の租税政策、消費増税の是非についてのアドバイスを他国の専門家に求めることは、筋違いではないか。安倍政権が真に考えるべき政策とは何か、提言したい。
安倍政権が真にやるべき政策を米国の経済学者に聞く必要はない
第110回
消費増税の先送りは自滅への道!アベノミクスが進むべき所得税改革
森信茂樹
2017年4月から予定されている消費税10%への引き上げの先送り論が、官邸周辺から出てきている。それが現実となれば、アベノミクスは行き詰まるだろう。適切な分配政策による成長を実現するため、本当にやるべきは所得税改革だ。
消費増税の先送りは自滅への道!アベノミクスが進むべき所得税改革
第109回
英国とドイツの食品価格表示に見る、軽減税率導入で起きかねない混乱
森信茂樹
税制改正法案が国会に提出され、消費税軽減税率問題が議論の俎上に上っている。この機に、英国とドイツの例を見ながら、実際に日本で軽減税率が導入された場合、食品価格表示においてどんな混乱が生じ得るのかを考察してみよう。
英国とドイツの食品価格表示に見る、軽減税率導入で起きかねない混乱
第108回
ヤフーとIBMの訴訟を教訓に租税回避行為とどう戦うべきか?
森信茂樹
2014年に最も注目された税務訴訟に、ヤフーとIBMの「租税回避行為」に関するものがある。「損失」を利用することで、自らの税負担を軽減する取引だ。2社の訴訟を通じ、国際標準から大きく遅れた日本の租税回避議論を検証する。
ヤフーとIBMの訴訟を教訓に租税回避行為とどう戦うべきか?
第107回
軽減税率「1兆円財源問題」を巡る政府答弁の怪しすぎる論拠
森信茂樹
予算委員会で、軽減税率導入にまつわる議論がこれから本格化する。国民の軽減税率に対する支持率も、次第に落ちてきている。軽減税率導入によって空く「1兆円」の大穴をどう考えるべきか、政府の国会答弁の論拠はあまりにも怪しい。
軽減税率「1兆円財源問題」を巡る政府答弁の怪しすぎる論拠
第106回
軽減税率導入で空く社会保障財源「1兆円の大穴」をどう埋める気か?
森信茂樹
公明党への配慮・選挙対策として決まった印象が強い、消費税の軽減税率導入。最大の問題は、軽減税率の導入で社会保障財源に1兆円の穴が開いたことだ。その穴を、政府の言う「確実に恒久的な財源」で埋めることなどできるのか。
軽減税率導入で空く社会保障財源「1兆円の大穴」をどう埋める気か?
第105回
なぜ新聞まで!?国民不在の消費税軽減税率
森信茂樹
2017年4月の消費税率10%引上げに向け、軽減税率の導入が決まった。 驚くことに、「新聞」にまで軽減税率の適用が決まったのだ。これで、軽減税率の旗振り役だった読売をはじめとする新聞社は、安倍政権に大きな借りをつくった。
なぜ新聞まで!?国民不在の消費税軽減税率
第104回
生鮮食料品の範囲を超える軽減税率は2つの「パンドラの箱」を開ける
森信茂樹
安倍首相の発言により、4000億円の財源がかかる総合合算制度の導入を取りやめ、その財源の範囲で軽減税率を導入する流れが見えてきた。これは、生鮮食料品に加えて一部の加工食品が軽減税率の対象になることを意味するが、「2つのパンドラの箱」を開けることになる。
生鮮食料品の範囲を超える軽減税率は2つの「パンドラの箱」を開ける
第103回
消費税の自公協議を難航させる「益税」という火種
森信茂樹
消費税軽減税率の自公協議が難航しているが、その際の議論の1つに消費税の「益税」という問題がある。インボイス制度のない日本では、消費税率が上がり複数税率になると、問題はますます大きくなる。「益税」とは何だろうか。
消費税の自公協議を難航させる「益税」という火種
第102回
インボイスを正しく理解するための「4つの論点」
森信茂樹
軽減税率の議論が連日行われているが、それと合わせて議論されているインボイスについては、マスコミ報道を含めて多くの誤解や理解不足がある。「欧州型」を例にとりながら、インボイスを正しく理解するための4つの論点を述べる。
インボイスを正しく理解するための「4つの論点」
第100回
公私混同して軽減税率にこだわる新聞は、財政再建を語る資格なし
森信茂樹
消費税率10%増税時における低所得者対策がもめている。こうした現状の中で、読売新聞は軽減税率にこだわっている。それは、新聞経営の厳しさからきているのではないか。仮に新聞が軽減税率の対象となれば、消費税のさらなる減収につながる。
公私混同して軽減税率にこだわる新聞は、財政再建を語る資格なし
第99回
欧州で機能している軽減税率をなぜ日本では避けるべきなのか?
森信茂樹
財務省の提言した日本型軽減税率が大きな話題となっている。この案は、欧州で導入されている軽減税率が様々な問題を持つということで考え出された「苦肉の案」である。今回は「欧州では定着しているではないか。なぜわが国ではできないのか」という反論に答えたい。
欧州で機能している軽減税率をなぜ日本では避けるべきなのか?
第98回
「日本型軽減税率」は軽減税率よりマシ。ただ、実現には大きな壁
森信茂樹
消費税を10%に引き上げる際の低所得者負担軽減に関する財務省案が出た。マイナンバーカードを使うという点で批判が多いようだが、財務省案が国民に受け入れられなければ、「カナダ型の給付」にならざるを得ない。
「日本型軽減税率」は軽減税率よりマシ。ただ、実現には大きな壁
第97回
マイナンバー活用の切り札 「記入済み申告制度」の実現度
森信茂樹
来年1月に運用が開始されるマイナンバー制度。国民の利便性の向上や行政コストの軽減が期待される。その代表例の1つとして「記入済み申告制度」の導入がある。17年1月から始まる「マイナポータル」の機能を活用して、これに近い制度の実現を目指すことが考えられる。
マイナンバー活用の切り札 「記入済み申告制度」の実現度
第96回
甘すぎる歳入見積もりこそアベノミクスのアキレス腱
森信茂樹
7月22日、経済財政諮問会議に、内閣府作成の「中長期の経済財政に関する試算」が公表された。税収という観点に的を絞ると、極めて甘い楽観的なものとなっている。十分な歳出削減努力も行われず、最終的には国際公約した財政目標が達成できなくなり、アベノミクスの大きなリスク要因となる。
甘すぎる歳入見積もりこそアベノミクスのアキレス腱
第95回
世間で語られるマイナンバー制度の「3つの誤解」
森信茂樹
2016年1月から始まる社会保障・税番号(マイナンバー)制度に対して、国民に様々な誤解がある。政府の広報が十分ではないことがその背景にあるが、国民も短絡的に考えている部分もある。そこで「マイナンバーに関する3つの誤解」を取り上げて論じてみたい。
世間で語られるマイナンバー制度の「3つの誤解」
第94回
消費税10%時の低所得者対策は「消費税還付」以外にあり得ない
森信茂樹
政府は消費税10%引き上げ時に、軽減税率の導入を議論している。だが軽減税率は、国民経済に負担をかける。それに代えて、低所得世帯に消費税負担分を還付する政策を検討してみてはどうか。筆者の資産では、その効果は大きい。
消費税10%時の低所得者対策は「消費税還付」以外にあり得ない
第91回
わが国の代表的な資産税である「相続税」と「固定資産税」の論点
森信茂樹
ピケティ氏の問題提起をきっかけに、資産にまつわる税制が議論されている。日本の代表的な資産税である相続税と固定資産税を取り上げ、課税根拠と課題を考える。相続税の性格を「所得課税の補完」と考えることは是か非か。
わが国の代表的な資産税である「相続税」と「固定資産税」の論点
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養