
坪井賢一
第27回
「脱原発」は安全性の問題だけではない!気鋭の経済学者が提言したエネルギー転換策
発生から2年半を経過しながら依然として”本当の収束”が見えない福島第一原発事故。事故対応は当然のことながら、俎上にあがったままのエネルギー政策再編論議も早急に進めなければならない問題です。今回紹介するのは、経済学側面からエネルギー政策の処方箋を提示した1冊です。

第37回
本田美奈子さんはデビュー20周年を迎えた2005年に永眠し、日本コロムビアが準備していた各種アルバムの計画は消えてしまった。周囲が構想していたのは、「クラシック第3弾」「唱歌・童謡集」「江利チエミ・美空ひばりカバー集」などだった。

第36回
島村抱月は、現在では松井須磨子との関係と芸術座の5年間で強く記憶されているが、19世紀末から20世紀初頭を代表する文学者である。そして、坪内逍遥や大西祝といった錚々たる人物から指導を受けた天才的な文学者だった。

第25回
消費者を心理学と脳科学で動かす!マーケターの思考を変えた革新的なアプローチ
アベノミクス効果が消費マインドを刺激しつつも、来たる増税による環境変化も見据えている消費者心理はより複雑なものになっています。今回紹介するのは、消費者の「心」と「脳」を理解することをベースとした革新的なマーケティングを世に知らしめた一冊です。

第35回
1914年3月26日に初日を迎えた芸術座の公演「復活」で、主演の松井須磨子が劇中で2度歌った「カチューシャの唄」は、日本で初めてのポップスのヒット曲となった。では、文学者・島村抱月はどのようにこのヒット曲を生んだのだろうか。

第23回
日本が進むべき道は10年前に説かれていた!数学不要の「経済学思考」のトレーニングブック
意思決定をはじめ様々な場面で必要となるロジカル・シンキングはビジネス・パーソンの学ぶべきスキルとして欠かせないものになっています。今回紹介するのは、数学はまったく使わずに、論理的思考を解説し、それを下敷きに、経済学への理解を深めさせてくれる名著です。

第34回
1914年3月26日に初日を迎えた芸術座の公演「復活」(帝国劇場)で、主演の松井須磨子は劇中で「カチューシャの唄」を歌った。5月にはレコードが発売され、累計で2万枚売れたといわれている。日本で初めてのヒット曲となった。

第33回
2004年は本田美奈子さんの歌手活動、最後の1年となった。ミュージカルやポップスのコンサートとともに、クラシカル・クロスオーバーのリサイタルに14回出演。表現力は磨き抜かれ、多様な発声法を獲得した歌唱技術は世界トップクラスに達していた。

第22回
「イノベーションのジレンマ」を世に問い、時代を生き抜く方法を提示した全論文集
大企業が既存の商品で巨大なシェアを獲得しているその間に、私たちのライフスタイルを変えてしまうようなイノベーションが萌芽している――。今回紹介するのは、この「イノベーションのジレンマ」を世に知らしめたクレイトン M.クリステンセンによる1冊です。

第32回
最後の大規模な公開演奏会だった「クリスマス・コンサート」(新宿文化センター)の4カ月前、2004年8月15日、大阪のコンサート会場でWild Catsのドラムス、飯田三千さんが本田美奈子さんの控室をたずねた。15年ぶりの再会だった。

第31回
2004年12月、コンサートへ4回出演した本田美奈子さんの体調は悪化していたようだが、舞台では元気いっぱい美しいソプラノ・ヴォイスを聴かせた。曲目はアルバム(「AVE MARIA」「時」)から選択され、本田美奈子さんのスタイルが確立していた。

第19回
最新の脳科学と偉大な先人の哲学が融合するサイエンス・ノンフィクションの大作
人間の心の動きや行動を解き明かす試みは、学術的な関心だけでなく、ビジネスや教育など幅広いジャンルで注目され続けています。今回紹介するのは、神経科学の分野の第一人者である著者が最先端の脳科学を突き詰めることで、300年以上前に生きた先人の哲学的思想に出会う…そんな壮大な作品です。

第30回
ソプラノ・ヴォイスによるアルバム「時」は生前最後のアルバムであり、1992年の「ミス・サイゴン」以来、私淑してきた岩谷時子さんへのトリビュートという側面もあったようだ。今回は、同アルバムのプロデューサー岡野博行さんに選曲の秘密を聞く。

第16回
広大かつ未開拓な市場はどこにでもある!世界中の先進企業がこぞって採用した戦略論
従来にない新しい価値を提供できれば、そこには無限の潜在的市場が生まれます。競争のない世界を創造する――これは今回紹介する『ブルー・オーシャン戦略』のサブタイトルです。最新のヒット商品・サービスのウラに必ずあるといってもいい、戦略論の新スタンダードはこの本から生まれました!

第29回
2004年11月、生前最後のアルバム「時」が発売される。この年後半も各地でコンサートに出演し、技術と表現力に磨きをかけていたが、秋から体調が悪化。翌年1月に入院する。今回から舞台に立った最後の4ヵ月を追い、共演した音楽家の胸に残る美奈子さんを記録する。

第28回
1988、89年とMinako With Wild Catsを率いたあと、解散後はソロにもどり、91年「ミス・サイゴン」以降、主舞台はミュージカルに移る。2003年5月にクラシック・アルバム「AVE MARIA」を発売、クラシックのソプラノ歌曲を歌うにいたる。

第14回
意思決定は合理的ではありえない――ノーベル賞に輝いた「限られた合理性」との対峙
経済はどう動くのか、売り買いのどちらがトレンドとなるのか。誰しもが合理的に考えて行動しているはずなのに、先行きの予測は困難です。この人間の合理的な意思決定が限定的なものであることを定義し、経営学における組織研究に昇華させたノーベル経済学賞受賞者による渾身の大作を紹介します。

第27回
本田美奈子さんがロックバンドMinako With Wild Catsを率いて活動した1988年、89年は、日本のポピュラー音楽史では大きな転換期にあたる。テレビの歌謡番組が軒並み不振に陥り、家族でテレビの音楽番組を視聴する時代が急に終わりを告げたのである。

第11回
大学院の社会人入試に必須「研究計画書」の意義と役割がわかるロングセラー
キャリアアップの選択肢のひとつ「大学院の社会人入試」。大学院は「小論文」と「研究計画書」のみで受験できる場合も多く、社会人に向けて大きく門戸が開かれています。さて「研究計画書」とは?この謎の提出必須書類についていちはやく解説した書籍『研究計画書の考え方』が今回の1冊です。

第26回
1987年春にブライアン・メイの作品2曲を発売した本田美奈子さんは88年1月、女性ロック・バンド、Minako With Wild Catsを結成し、春からツアーに出ている。結果的に2年足らずで事実上解散したが、ロックの激しい歌唱法はこの時期に完成している。
