坪井賢一
第31回
TPP交渉佳境の今こそ読んでおくべき自由貿易の経済学的論拠
一般にはTPPに参加することで自由貿易の恩恵に授かれる、と言われていますが、どうもそう単純な話ではないようです。今回ご紹介するのは、自由貿易論者の大御所、ジャグディッシュ・バクワティが記す『自由貿易への道――グローバル化時代の貿易システムを求めて』です。

第40回
文部省唱歌を主導した高野辰之も、ついに童謡を評価するようになり、1919年から29年まで童謡の隆盛が続いた。今回は、童謡歌手が誕生し、コンサートで歌い、レコードを大量に出した隆盛の時代を見てうこう。ポピュラー音楽光芒の一条である。

第39回
唱歌教科書編纂委員会によってつくられた文部省唱歌には、制約がたくさんあり、自由な芸術活動ができなかった。そこで「故郷」で有名な高野辰之はこのような問題点を指摘し、文部省唱歌に対抗して量産された童謡を評価するようになる。

第29回
JR駒込駅「さくらさくら」など毎朝駅で聞く発車メロディが本になった
JR高田馬場駅の「鉄腕アトム」など、電車通勤のサラリーマンなら毎日耳にするであろう電車の発車メロディ。駅によっては、その土地にゆかりある曲を使用するなどいろいろな工夫が凝らされていて面白いですよね。今回紹介するのは、そんな発車ベルを101曲集めて楽譜にした『鉄のバイエル』です。

第38回
本田美奈子さんがレパートリーとして歌った唱歌は5曲。「夏は来ぬ」「紅葉」「故郷」など、だれでも歌ったことがあり、歌詞もかなり覚えているはずだ。そして、なんとなく懐かしい。では、どうして万人が懐かしいと感じるのだろうか。

第27回
「脱原発」は安全性の問題だけではない!気鋭の経済学者が提言したエネルギー転換策
発生から2年半を経過しながら依然として”本当の収束”が見えない福島第一原発事故。事故対応は当然のことながら、俎上にあがったままのエネルギー政策再編論議も早急に進めなければならない問題です。今回紹介するのは、経済学側面からエネルギー政策の処方箋を提示した1冊です。

第37回
本田美奈子さんはデビュー20周年を迎えた2005年に永眠し、日本コロムビアが準備していた各種アルバムの計画は消えてしまった。周囲が構想していたのは、「クラシック第3弾」「唱歌・童謡集」「江利チエミ・美空ひばりカバー集」などだった。

第36回
島村抱月は、現在では松井須磨子との関係と芸術座の5年間で強く記憶されているが、19世紀末から20世紀初頭を代表する文学者である。そして、坪内逍遥や大西祝といった錚々たる人物から指導を受けた天才的な文学者だった。

第25回
消費者を心理学と脳科学で動かす!マーケターの思考を変えた革新的なアプローチ
アベノミクス効果が消費マインドを刺激しつつも、来たる増税による環境変化も見据えている消費者心理はより複雑なものになっています。今回紹介するのは、消費者の「心」と「脳」を理解することをベースとした革新的なマーケティングを世に知らしめた一冊です。

第35回
1914年3月26日に初日を迎えた芸術座の公演「復活」で、主演の松井須磨子が劇中で2度歌った「カチューシャの唄」は、日本で初めてのポップスのヒット曲となった。では、文学者・島村抱月はどのようにこのヒット曲を生んだのだろうか。

第23回
日本が進むべき道は10年前に説かれていた!数学不要の「経済学思考」のトレーニングブック
意思決定をはじめ様々な場面で必要となるロジカル・シンキングはビジネス・パーソンの学ぶべきスキルとして欠かせないものになっています。今回紹介するのは、数学はまったく使わずに、論理的思考を解説し、それを下敷きに、経済学への理解を深めさせてくれる名著です。

第34回
1914年3月26日に初日を迎えた芸術座の公演「復活」(帝国劇場)で、主演の松井須磨子は劇中で「カチューシャの唄」を歌った。5月にはレコードが発売され、累計で2万枚売れたといわれている。日本で初めてのヒット曲となった。

第33回
2004年は本田美奈子さんの歌手活動、最後の1年となった。ミュージカルやポップスのコンサートとともに、クラシカル・クロスオーバーのリサイタルに14回出演。表現力は磨き抜かれ、多様な発声法を獲得した歌唱技術は世界トップクラスに達していた。

第22回
「イノベーションのジレンマ」を世に問い、時代を生き抜く方法を提示した全論文集
大企業が既存の商品で巨大なシェアを獲得しているその間に、私たちのライフスタイルを変えてしまうようなイノベーションが萌芽している――。今回紹介するのは、この「イノベーションのジレンマ」を世に知らしめたクレイトン M.クリステンセンによる1冊です。

第32回
最後の大規模な公開演奏会だった「クリスマス・コンサート」(新宿文化センター)の4カ月前、2004年8月15日、大阪のコンサート会場でWild Catsのドラムス、飯田三千さんが本田美奈子さんの控室をたずねた。15年ぶりの再会だった。

第31回
2004年12月、コンサートへ4回出演した本田美奈子さんの体調は悪化していたようだが、舞台では元気いっぱい美しいソプラノ・ヴォイスを聴かせた。曲目はアルバム(「AVE MARIA」「時」)から選択され、本田美奈子さんのスタイルが確立していた。

第19回
最新の脳科学と偉大な先人の哲学が融合するサイエンス・ノンフィクションの大作
人間の心の動きや行動を解き明かす試みは、学術的な関心だけでなく、ビジネスや教育など幅広いジャンルで注目され続けています。今回紹介するのは、神経科学の分野の第一人者である著者が最先端の脳科学を突き詰めることで、300年以上前に生きた先人の哲学的思想に出会う…そんな壮大な作品です。

第30回
ソプラノ・ヴォイスによるアルバム「時」は生前最後のアルバムであり、1992年の「ミス・サイゴン」以来、私淑してきた岩谷時子さんへのトリビュートという側面もあったようだ。今回は、同アルバムのプロデューサー岡野博行さんに選曲の秘密を聞く。

第16回
広大かつ未開拓な市場はどこにでもある!世界中の先進企業がこぞって採用した戦略論
従来にない新しい価値を提供できれば、そこには無限の潜在的市場が生まれます。競争のない世界を創造する――これは今回紹介する『ブルー・オーシャン戦略』のサブタイトルです。最新のヒット商品・サービスのウラに必ずあるといってもいい、戦略論の新スタンダードはこの本から生まれました!

第29回
2004年11月、生前最後のアルバム「時」が発売される。この年後半も各地でコンサートに出演し、技術と表現力に磨きをかけていたが、秋から体調が悪化。翌年1月に入院する。今回から舞台に立った最後の4ヵ月を追い、共演した音楽家の胸に残る美奈子さんを記録する。
