姫田小夏

ジャーナリスト

ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。

著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。

第160回
「日本が検討している間に、中国は実行している」 急成長するバングラデシュで天秤にかけられる日中
姫田小夏
中間層が育ち、急成長するバングラデシュ。もともと親日国であり、ビジネス面でも規律に忠実な日本企業は好印象で迎えられていたが、最近はこれに変化が起きている。
「日本が検討している間に、中国は実行している」 急成長するバングラデシュで天秤にかけられる日中
第159回
中国の独禁法は本当に「日本企業いじめ」か?「カルテル天国・中国」に空ける風穴の意義
姫田小夏
中国の国家発展改革委員会は20日、日本の自動車部品メーカー12社に対し独禁法違反行為を認め、うち10社に対し過去最高額の罰金処分の決定を発表した。このような形で複数の日本企業が一気に摘発の対象になったのは、過去に例がなく、しかも、あまりに突然だ。
中国の独禁法は本当に「日本企業いじめ」か?「カルテル天国・中国」に空ける風穴の意義
第157回
上海福喜食品の食肉不正を暴いた中国「潜入報道」のいま
姫田小夏
日本で中国の食品工場の内情を暴いた衝撃の映像が流れた。実はこの番組、テレビ局の記者が従業員になりすましての3ヵ月にわたる潜入取材がもたらしたスクープだった。実はこうした「潜入取材」は、中国では珍しくない。
上海福喜食品の食肉不正を暴いた中国「潜入報道」のいま
第156回
イギリスの住宅価格高騰の裏に中国人あり チャイナマネーは英国経済の救世主か破壊者か
姫田小夏
英国では住宅価格が昨年1年間で10%以上上昇した。大手不動産サービス会社は「ロンドン中心部に建設される新築の高額物件は、購入のほとんどが海外からの資金によるもの」と分析する。しかもその半分が中国大陸からの流入だという。
イギリスの住宅価格高騰の裏に中国人あり チャイナマネーは英国経済の救世主か破壊者か
第155回
「俺は中国から脱出する!」ある中小企業経営者の中国撤退ゲリラ戦記
姫田小夏
低コスト生産の魅力が減退する中国。現地に進出する日本企業なら一度は撤退を考えたことはあるだろう。だが、現実を知って愕然とする。「撤退したくとも撤退できない」からだ。
「俺は中国から脱出する!」ある中小企業経営者の中国撤退ゲリラ戦記
第154回
政治はさておき、なぜか人気の日本ツアー 中国人個人旅行者が日本にもたらすもの
姫田小夏
5月下旬、上海の友人夫婦が訪日旅行に旅立った。彼らは初めての海外旅行に日本の関西を選んだ。60代の両親は「日本に行けばいじめられる」と反対したが、この“80后”と呼ばれる1980年代生まれの若い夫婦は、全く意に介していなかった。
政治はさておき、なぜか人気の日本ツアー 中国人個人旅行者が日本にもたらすもの
第153回
中国にも「一人ひとりの個性」重視の時代到来 時代の変化は日本の教育産業にチャンスをもたらすか
姫田小夏
上海の地下鉄2号線の人民広場の駅で、中国人のお母さんがベビーカーを押して車内に入ってきた。見ると、2歳ぐらいの子どもが大事そうにぬいぐるみを抱いている。相当お気に入りの様子だ。そのぬいぐるみをよく見るとそれはあの「しまじろう」だった。
中国にも「一人ひとりの個性」重視の時代到来 時代の変化は日本の教育産業にチャンスをもたらすか
第152回
サッカー岡田監督が在籍した「杭州緑城」にも影響 中国“不動産神話”崩壊の序曲
姫田小夏
今年2月、浙江省杭州市で激震が走った。住宅価格が下落し、複数の新規分譲マンションで値崩れが起こったのである。こうした沿海部の二級都市は順調に経済成長を遂げており、住宅供給のダブつきは一時的にはあったにせよ、深刻な経済問題になることはほとんどなかった。
サッカー岡田監督が在籍した「杭州緑城」にも影響 中国“不動産神話”崩壊の序曲
第151回
対中国ODAが耕した畑で韓・仏企業が潤う実情 官民連携での海外市場開拓はどこまで期待できるのか
姫田小夏
「官民連携」という言葉をよく耳にする。グローバルでの市場開拓においては、民間の力の及ばないコネクションや資金調達を「官」がフォローし、道筋をつけるという意味で期待が高い。だが、この官民連携も現実は歯車がうまくかみ合っていない。
対中国ODAが耕した畑で韓・仏企業が潤う実情 官民連携での海外市場開拓はどこまで期待できるのか
第150回
中国に巨大商機もたらす空気清浄器市場 日系4社でシェア4割もブランドは群雄割拠
姫田小夏
中国の大気汚染問題は、そう簡単には解決しそうにないが、この状況下で、ある家電製品が空前のヒットになっている。いわずと知れた空気清浄器である。最近の調査では、日系4社で4割のシェアを握っているという。
中国に巨大商機もたらす空気清浄器市場 日系4社でシェア4割もブランドは群雄割拠
第149回
投資失敗に「騙された!」と熱くなる中国人民 不動産や理財商品が国家崩壊の引き金に!?
姫田小夏
カネを巡って騙し騙されの中国社会、「騙された」とわかったときに、彼らは恐るべきエネルギーを発揮する。ひとたび自己資産が目減りしようものなら、民衆は間違いなく大暴れし、それは国家的クライシスの引き金にさえなりかねない。
投資失敗に「騙された!」と熱くなる中国人民 不動産や理財商品が国家崩壊の引き金に!?
第148回
中産階級が「和食は中華料理の次に好き」 中国外食産業で日本企業に商機はあるか
姫田小夏
中国で和食文化がよりいっそうの広がりを見せている。コンビニでは寿司が定番の弁当になり、繁華街では回転寿司が週末グルメの代表格となった。上海市内では至る所に日本料理店の看板が掲げられ、しかも、その支持層は着実に中間層にシフトしつつある。
中産階級が「和食は中華料理の次に好き」 中国外食産業で日本企業に商機はあるか
第147回
中国でのビジネスは“潮時” 引き際でも悶絶する日系企業
姫田小夏
上海の日本人社会では「新歓パーティ」でなく「さよならパーティ」が極端に増えた。撤退する日本企業は増加の一途だが、この幕引きも決してスムーズとは言えず、多くの日系企業が悪戦苦闘している。
中国でのビジネスは“潮時” 引き際でも悶絶する日系企業
第146回
騙される投資家が悪いのか?中国シャドーバンク、炭鉱終焉と共に訪れるデフォルトの危機
姫田小夏
かつて中国のにおける巨万の富を象徴する存在だった石炭業界の低迷は、今回のシャドーバンクのデフォルト危機につながっている。「騙された」と怨嗟の声を上げる投資家が続出するなか、危機的状況に陥った中国経済の舞台裏を覗いてみたい。
騙される投資家が悪いのか?中国シャドーバンク、炭鉱終焉と共に訪れるデフォルトの危機
第145回
外国人観光客の受け入れに新たな潮流 挙国「おもてなし」体制は構築できるのか
姫田小夏
2月初旬、冷え切った日中関係をよそに、春節休暇の中国人旅行客が日本各地に舞い戻ってきた。中国人の旅行消費は外国人全体の19%を占めダントツだが、東南アジアからの旅行者の増加で、こうした状況にも変化の兆しが出ている。
外国人観光客の受け入れに新たな潮流 挙国「おもてなし」体制は構築できるのか
第144回
中国と「ガチンコ対決」でいいのか?アフリカでの日本企業の闘い方を考える
姫田小夏
世界各国、日本企業の進出する先々で、中国の存在は無視できない。今回は、そんな中国との競争の在り方は“ガチンコ対決”でいいのか、について考えてみた。そもそも日本企業は、中国企業と同じ土俵で正面から勝負することができるのだろうか。
中国と「ガチンコ対決」でいいのか?アフリカでの日本企業の闘い方を考える
第143回
アフリカ支援「中国モデル」のスピード感と危うさ
姫田小夏
安倍首相のアフリカ歴訪でもまた日中間で火花が散った。首相の「資源の獲得や輸出先の確保のためだけの投資は行わない」との発言にカチンと来た中国外交部は、首相が表明した多額の支援に「ちゃんと実行できるか、お手並み拝見」と、嫌味たっぷりに切り返した。
アフリカ支援「中国モデル」のスピード感と危うさ
第142回
上海に「街づくり」を根付かせられるか?日本企業が中国で闘う意義を再考する
姫田小夏
上海での商業施設開発は一握りの“特権階級”を相手にした商売が主流で、一般市民から買い物の楽しみを奪ってしまった。そのような状況下、三井不動産が手がける「ららぽーと」が進出する。
上海に「街づくり」を根付かせられるか?日本企業が中国で闘う意義を再考する
第141回
落胆して帰国する日本人観光客 観光でも進む「脱中国」の動き
姫田小夏
年末年始の海外旅行需要が好調に推移しているが、大手旅行代理店では奇妙な現象が起きていた。あれほど人気だった中国旅行のパンフレットが、店頭から忽然と姿を消していたのである。代理店職員に尋ねてみると……。
落胆して帰国する日本人観光客 観光でも進む「脱中国」の動き
第140回
日本を悪者扱いし日米関係の仲を引き裂く 中国のプロパガンダ術に日本は打ち勝てるか
姫田小夏
12月2日、米バイデン副大統領が訪日し、安倍晋三首相と会談した。「米国は東シナ海の現状を一方的に変更しようとする中国の試みを深く懸念している」と述べ、その二日後に訪中する際は、日米の共通の見解を中国政府に伝えるものと期待されていた。ところが……。
日本を悪者扱いし日米関係の仲を引き裂く 中国のプロパガンダ術に日本は打ち勝てるか
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