安藤茂彌

安藤茂彌

トランス・パシフィック・ベンチャーズ社CEO、鹿児島大学特任教授
1945年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、三菱銀行入行。マサチューセッツ工科大学経営学大学院修士号取得。96年、横浜支店長を最後に同行を退職し渡米。シリコンバレーにてトランス・パシフィック・ベンチャーズ社を設立。米国ベンチャービジネスの最新情報を日本企業に提供するサービス「VentureAccess」を行っている。VentureAccessホームページ
第74回
クリステンセン教授が指南する人間の幸せ
安藤茂彌
クレイトン・クリステンセンが書いた「イノベーション・オブ・ライフ」という本を手にした。原題は「How will you measure your life?」で、日本語版の表題とは似ても似つかない。何が書いてあるのか興味が湧き、読み始めてみた。
クリステンセン教授が指南する人間の幸せ
第73回
もし「半沢直樹」がアメリカで放映されたら
安藤茂彌
ドラマ「半沢直樹」が一躍人気番組になったと聞く。日本に出張したときに見てみた。元銀行員であった筆者にとっても無関心ではいられなかった。だが見た後に考えさせられた。もし半沢直樹がアメリカのテレビ局で放映されたならば、人気番組となるだろうか?
もし「半沢直樹」がアメリカで放映されたら
第72回
グーグルに学ぶ、新しい日本の「ものづくり」
安藤茂彌
日本では「ものづくり」を強調する風潮がいまだに続いているが、世界の潮流は、手で触れる有形資産の開発から、手で触れられない無形資産の開発に焦点が移っている。その顕著な例が、グーグルのビジネスモデルだ。
グーグルに学ぶ、新しい日本の「ものづくり」
第71回
シリコンバレーで「日本のこれから」を話し合う
安藤茂彌
「一定の年齢に達したら一斉に退職しなければならないなんて馬鹿げている(ridiculous)」。シリコンバレーで開催された「日本のこれからを話し合う」パネルディスカッションでの発言である。このアメリカ人は日本のある大手電機メーカーに15年間勤務して、現在は当地の有力ベンチャー企業に勤めている。
シリコンバレーで「日本のこれから」を話し合う
第70回
国を挙げて研究開発投資に邁進する韓国 日本が対抗していくには明確な産業振興策が必要だ
安藤茂彌
スタンフォード大学で行われた「韓国の人材開発」についての講演に出席した。韓国では官民挙げて研究開発投資を進めているという。こうした状況を踏まえて、日本の成長戦略はどうすべきなのだろうか。
国を挙げて研究開発投資に邁進する韓国 日本が対抗していくには明確な産業振興策が必要だ
第69回
シリコンバレー最新ITトレンド予想10傑 今年は「機械学習」「サイバー警察国家」が有力
安藤茂彌
チャーチル・クラブ主催の「トップ10テック・トレンズ」が5月に開催された。今年で15回目になり、シリコンバレーの恒例行事として定着した観がある。はたして今年の「10大テーマ」は?
シリコンバレー最新ITトレンド予想10傑 今年は「機械学習」「サイバー警察国家」が有力
第68回
「グローバル人材育成」を言う前に、企業の人事給与制度のグローバル化こそ急務
安藤茂彌
いま「グローバル人材の育成」が叫ばれているが、高い英語力・コミュニケーション能力、そしてマーケティング・販売能力、現地法人の経営を含めた幅広い能力が要求され人材を、促成栽培できるものだろうか。
「グローバル人材育成」を言う前に、企業の人事給与制度のグローバル化こそ急務
第67回
日本の成長戦略の要は企業淘汰と技術開発の環境作りにある
安藤茂彌
中国はじめ新興国は、直接投資を促すことで急成長を遂げてきたが、日本にはこうした発想は無きに等しかった。人口が減少して成長力に乏しくなった今、諸外国からの直接投資を拡大することは、国民が好むと好まざるにかかわらず、選択せざるを得ない「成長戦略」だ。
日本の成長戦略の要は企業淘汰と技術開発の環境作りにある
第66回
若い世代は大胆な雇用調整も厭わずそれよりも日本企業のグローバル化を望む
安藤茂彌
パナソニック、シャープ、ソニーの3人の経営者に共通するのは、外部の競争相手の変化を見てこなかったように思われることだ。変化に対応せずに、社長であり続けたことに重大なガバナンスの問題があると思う。前社長の弁解も推測しながら経営の問題点を掘り起こして行く。
若い世代は大胆な雇用調整も厭わずそれよりも日本企業のグローバル化を望む
第65回
日米トップ会談の成功はオバマ大統領2期目の課題への協力次第
安藤茂彌
オバマ大統領が2月12日に上下両院議員を前に一般教書演説を行った。一般教書演説は2期目の4年間の包括的な施政方針演説でもある。やや長くなるが、まずはその内容をご紹介したい。
日米トップ会談の成功はオバマ大統領2期目の課題への協力次第
第64回
大学教育がグローバル化しても、経営者がグローバルになれるかがより深刻な課題だ
安藤茂彌
このところグローバル人材の必要性が声高に叫ばれるようになった。日本経済を再興するために、グローバル人材を育てることは、企業のみならず、大学にとっても重要な課題である。
大学教育がグローバル化しても、経営者がグローバルになれるかがより深刻な課題だ
第63回
日中関係が揉める中、日本国民は文明化した政治家を選べるのか?
安藤茂彌
「日本人は世界でもっとも文明化(civilized)された国民だ」と、アメリカ人の友人は言う。「日本人は礼儀正しく、暴力に訴えることはないし、食事は洗練されているし、世界最高の文明人と文明国である」というのだ。とくに「暴力に訴えることがない」という点は重要である。
日中関係が揉める中、日本国民は文明化した政治家を選べるのか?
第62回
iPS細胞の発見は人類にとって「福音」となるのか?
安藤茂彌
今から4年くらい前の出来事だったと思う。山中伸弥教授がスタンフォード大学で講演をするというメールが入った。講演の前々日のことだ。会場は狭いホールで、15分前に到着したがすでに一杯。仕方なく通路に座った。
iPS細胞の発見は人類にとって「福音」となるのか?
第61回
冷蔵庫にツイッターがついた!サムスンの発想力に日本メーカーは追いつけるか
安藤茂彌
家電量販店Best Buyに行って驚いた。冷蔵庫のドアにツイッターのアイコンが表示されていたのだ。よく見ると液晶画面がある。画面の大きさは4インチだからiPhone5とほぼ同じ大きさ。メーカーのロゴを見ると、サムスンだった。
冷蔵庫にツイッターがついた!サムスンの発想力に日本メーカーは追いつけるか
第60回
アンドロイド陣営を震撼させた「アップル全面勝訴」日本メーカーはこれを勝機に変えられないか?
安藤茂彌
米国でのアップルとサムスンの特許訴訟の判決は、アップルの「全面勝訴」であった。だが当面サムスンの営業に大きな支障はないと言われる。では、そのインパクトはどこに出てくるのだろうか?
アンドロイド陣営を震撼させた「アップル全面勝訴」日本メーカーはこれを勝機に変えられないか?
第59回
ITは雇用を生まずに所得格差だけを広げるのか?米国の失業率が回復しない本当の理由
安藤茂彌
米国の雇用がなかなか回復しないなか、MITのスローン経営学大学院から二人の教授がシリコンバレーに来て講演した。両氏はITの急速な発達によって労働市場の需給が大きく変化し、これが失業率の低下を困難にしていると主張する。
ITは雇用を生まずに所得格差だけを広げるのか?米国の失業率が回復しない本当の理由
第58回
シリコンバレーが予測する10大トレンド――電気自動車の普及には時間がかかる?
安藤茂彌
シリコンバレーで恒例の新しいトレンドを予測する会合が開かれた。当地の著名なベンチャーキャピタリスト5名が壇上に並び、それぞれ二つのトレンド予測を発表し、他のパネリストが賛成・反対の意見を述べた後、会場の参加者が賛成・反対票を投じる全員参加の会合である。
シリコンバレーが予測する10大トレンド――電気自動車の普及には時間がかかる?
第57回
パナソニック、ソニー、シャープの再建には社長の豹変が必要だ
安藤茂彌
シリコンバレーにSilicon Valley Innovation Forumという日本人の交流団体がある。もう20年近く活動を続けている。そこで「日本の家電業界の将来」について講演をしないかとの誘いがあった。筆者が強い関心を寄せている分野であり、お引き受けすることにした。
パナソニック、ソニー、シャープの再建には社長の豹変が必要だ
第56回
赤字家電3社が新社長に内部昇格者を選んだのはガバナンスの大失敗
安藤茂彌
パナソニック、ソニー、シャープ、の赤字家電3社が、相次いで社長交代を発表した。筆者はこの交代劇を見て「東芝の悲劇」と言う本を思い出した。三鬼陽之助という雑誌記者が1966年に書いたカッパブックスの一冊である。
赤字家電3社が新社長に内部昇格者を選んだのはガバナンスの大失敗
第55回
日本の家電にはまだまだ未来がある「頭脳」を使って成長路線を模索せよ
安藤茂彌
日本の家電メーカー3社が大幅な赤字を出していることが、アメリカで大きく報道されている。そしてこのニュースはアップルの好調な業績と対照的に報道されることが多い。パナソニック、シャープ、ソニー3社の赤字額を合計すると、ほぼアップルの黒字額に匹敵するとNYタイムズは報じた。
日本の家電にはまだまだ未来がある「頭脳」を使って成長路線を模索せよ
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