西村ヤスロウ
第109回
目薬
無防備な時間というのがある。何か起きても急に対応できない状態だ。今は無防備でいても、急に誰かが攻めてくるということもあまりないので、無防備な時間はあったほうがいい。

第108回
バイキング
食べ放題形式のレストランは楽しい。好きなものを好きなだけ楽しめる。この時、美人度の差がはっきりと出る。どこに出るのか。それはその場を楽しむ目だ。料理もしっかり見るし、会話している友人の目もしっかり見る。その視線は落ち着いている。

第107回
初対面
人生は出会いと別れの連続だ。特に春になるとそれを実感する。コミュニケーションの発達により「出会い」の機会は増え、「別れ」は小さなものになりつつある。美人は初対面における態度がうまい。

第106回
連投
私たちは一日に何回座ったり立ったりするのだろう。普通に生活をしていると数え切れないほど繰り返している。人は座りっぱなし、立ちっぱなしはつらいので繰り返す。

第105回
泣き言
誰にでも不満はある。その不満を他人に話したいときはあるし、話すことで気持が楽になることは多いものだ。美人は泣き言が少ない。

第104回
存在感
美人の存在感は素敵だ。そこにいるだけで、場の空気が心地よくなる感じがする。特に目立ったことをするからではないのに無視できない存在感がある。

第103回
地下鉄
街に出ると、美人が際立つ場所とそうでない場所がある。そして際立つ場所で人を眺めているとその理由が見えてくることがある。

第102回
本
美人と遭遇しやすい場所がある。美人を集める力を持つ場所なのだろう。代表的な場所が本屋である。特に駅前の本屋には多い。

第101回
焼き鳥
もともと焼き鳥屋には女性が少なかった。最近は焼き鳥ファンも増えてきたようで、よく見かけるようになった。いちいち箸を使い、肉を串からはずしている人も見かけるが、箸を外側に押し出す姿が「嫌いなもの」を扱っているようで見ていてがっかりする。

第100回
ニコニコバーガー
美人はサンドイッチの食べ方がうまい。上手に食べる。そして似合う。手軽で気軽に食べられるものだからこそ、気取った食べ方をする人は少ない。「素の自分」が出る食べ物である。

第99回
ブーブーツ
寒くなるとブーツが増えてくる。季節のものだからこそ、毎年の流行があって見ていて面白い。さりげなくはきこなすことは「美人のもと」を増やしていくことになるのだろう。

第98回
お願い
人は助け合って生きている。一人で生きているつもりでも、何かと他人のお世話になっている。美人はお願いがうまい。お願いされたら、断りにくいのだ。

第97回
反応
美人は感謝に心がこもっている。「ありがとう」の一言が心に沁みる。言葉だけではなく、感謝を顔の表情や態度に表すので、こちらがうれしくなる。

第96回
数字
美人は時々、不思議なことで喜ぶ。急に笑顔になって、その原因を聞くと、それがそんなにうれしいことなのだろうかと思えることが多い。だが、くだらないと思ってはいけない。

第95回
コード
私たちがコードに触れる機会はどんどん増えている。電気製品に関わるコードだ。電源だけでなく、電話、パソコン、ビデオやオーディオ機器など接続するモノがあふれている。一日に一度もコードに触れない日はほとんどない。

第94回
旅の目
旅は楽しい。人間はどうしても同じことの繰り返しに疲れるようで、時々非日常を求める。いつもと違う土地に行くだけで、ストレスから解放されるのだろうか。

第93回
照度
美人はいいオーラがあると言われる。実際オーラが見える人もいるらしいが、たいていの人は見えない。だが、オーラを感じるというのは何だろう。

第92回
植民地
テーブルを囲んで食事。やはり大人数で食べる食事はおいしい。皆で共通の話題を考えたり、隣同士で語り合ったり。いい友好関係だ。

第91回
焼香
美人の指先はきれいだ。爪をきれいに仕上げているとかという話ではなく、指の先の汚れがなく、清潔感がある。

第90回
たたみかた
「後ろから見て、美人かと思って前を見たら残念だった。」という話をよく聞く。たしかにそういうこともたまにはあるが、実はしっかり見ていればそういう「残念」は少ない。
