2015.7.21 健康保険で「使わない人を優遇」するのは憲法25条違反ではないのか 第二次安倍信三内閣での憲法をないがしろにした強引な法律制定は、安保法制だけではない。5月27日に成立した医療保険制度改革関連法でも、憲法25条の生存権保障を脅かす内容が盛り込まれているのだ。
2015.7.2 入院時の食事代値上げは、健康保険からの給付をなくす前触れか 医療費の国民負担が増加している。5月に成立した改正医療保険関連法では、入院時の食事代も、2016年~2018年にかけて段階的に引き上げられることが決まった。
2015.6.18 年を取って病院へ行く回数が増えると、出費もどんどん増える? 年を取ると病気やケガで医療機関を利用する機会が増えていく。医療費の負担に不安を覚える人もいるだろうが、高齢者特有の受診回数の多さを考慮して、70歳以上の人の自己負担額は、現役世代よりも、かなり低く抑えられている。
2015.6.4 大病院に自己都合でかかると来年度から「特別料金」、背景に国民皆保険の危機 医療保険制度改革関連法が成立した。今回、改革の中心に据えられたのは国民健康保険の財政基盤の強化だが、懸念を呼んでいるのが、紹介状なしで大病院を受診した場合の定額負担の義務化だ。
2015.5.7 パート主婦「130万円の壁」がある限り、女性活躍推進も空疎な掛け声 アベノミクスの成長戦略のひとつに女性の就業推進があり、社会保障面でもいくつか施策は打たれているが、相変わらず根本的な見直しが進まないものもある。それが、パート主婦への社会保険の適用拡大だ。
2015.4.23 子育てママ必見!少子化で年々充実中の育児休業と子どもの医療費への支援をおさらい 前回は、妊娠や出産に関する社会保障、国や自治体の助成金を紹介した。今回は、その続編。子どもが生まれてから育児をしている間に「もらえるお金」を確認してみよう。
2015.4.9 妊婦さん必見!少子化で年々充実中の妊娠・出産支援金をおさらい 少子化対策として、政府は労働法制や社会保障、子育て支援策の見直しを急いでいる。そこで、今回から2回にわたって出産や子育てでもらえる医療費関連のお金をおさらいしてみたい。
2015.3.26 病院ビルのテナントに薬局が入ったら便利?医薬分業に水をさす規制改革会議 規制改革会議は医薬分業に関して、患者の利便性を高めるために、6月の答申にある規制の廃止を盛り込む予定だという。この提案は、国民の健康を守る上で正しいのか。
2015.3.12 夜間や休日の病院は高くなる?医療費の時間・曜日による違いを整理する 夜間や休日に受診したからといって、必ずしも特別料金が請求されるわけではない。加算がつく条件とは? 少々複雑な、医療費の基本料金について整理してみよう。
2015.2.26 薬局チェーンの「薬歴未記載」大量発覚はどこが問題? 一部の調剤薬局チェーンで、患者や健康保険に対して「薬剤服用歴(薬歴)管理指導料」を請求する一方、料金徴収に必要な算定要件である薬歴を記録していなかったことが明らかになった。
2015.2.13 確定申告の医療費控除は家族の誰が申告するのがお得? 来週月曜日(2月16日)から確定申告の受け付けが始まる。1年間に支払った医療費が一定額を超えた人は、自分で確定申告する必要があるので忘れないようにしたい。では、どのような人が医療費控除を受けられるのだろうか。
2015.1.29 紹介状なしで大病院にかかると自己負担額が大幅アップする!? 紹介状なしで大病院を受診した場合の医療費が見直される。2016年以降、診療所や中小病院の医師の紹介状を持たずに、大病院を受診した人には特別料金の加算が義務化されることになった
2015.1.15 高額療養費改正で負担が減る人、増える人 この1月、健康保険の高額療養費が改正された。負担増となる人は約1330万人。これを受けて、さっそく保険の見直しキャンペーンを始めた生命保険関連会社もあるようだが、民間の医療保険に入らなければ医療費は賄えないのか。
2014.12.18 「胃ろう」造設術の診療報酬が大幅削減!バッシングの末に起きた不可解な現実 医療費でもさまざまな変化があった2014年。診療報酬(医療費の単価)の見直しでは、高齢化社会を象徴した変化の一つに、「胃ろう」に関する医療費の大幅削減がある。
2014.12.4 退職したり、失業したら健康保険はどうなる?会社員は任意継続被保険者の加入を検討しよう 年末や年度末などをひとつの区切りとして、会社を退職・転職する人は少なくない。会社員は退職と同時に健康保険をはじめとする社会保険も失うことになるため、忘れずに新しい健康保険の加入手続をしておきたい。
2014.11.20 高齢者の票集めで医療制度改革が頓挫!?社会保障よりも選挙を優先した自民・公明の罪 厚生労働省が11月13日に公表する予定だった「医療保険制度改革試案」が、ギリギリになってお蔵入りになった。選挙で高齢者の票がほしい自民・公明両党にとって、高齢者の負担が増す改革案が公表されるのはあまりにも都合が悪いことだったのだ。
2014.11.6 産科医療補償制度のその後 持続可能な制度に生まれ変われるか? 来年、健康保険の制度改正がいくつも予定されており、そのひとつが分娩費用の補助を目的とした出産育児一時金であり、これに含まれている産科医療補償制度の掛け金の部分が大きく見直される。
2014.10.23 病気やケガでの休職に給付される傷病手当金 急増する不正受給の「巧妙な手口」とは? 病気やケガで仕事を休んでいる間、会社員の場合は給料が出ない代わりに健康保険から「傷病手当金」という給付が受けられることになっており、収入がゼロになる心配はない。とてもありがたい制度だが、これ悪用して不正請求する輩もいるから困ったも…
2014.9.25 がんになっても給付金がもらえない!?大き過ぎる期待が招く「がん保険」のトラブル がん保険は「がん」の保障に特化した商品で、保険料が比較的安いのが特徴だ。だが、「がんになったのに、がん保険の給付金がもらえない」などのトラブルも報告されている。そのひとつが、がん保険の診断給付金をめぐるトラブルだ。
2014.9.11 「先進医療は300万円もかかる」は本当?医療保険商品「先進医療特約」の濡れ手で粟 ここ数年、生損保各社が医療保険等を販売する際のウリにしているのが「先進医療特約」で、「健康保険のきかない先進医療は300万円かかるものもある」といったセールストークが展開されているようだ。だが、その保険料のカラクリは……。