
山崎 元
75歳以上の「後期高齢者」の人数が、65〜74歳の「前期高齢者」を上回る状況、「重老齢社会」の到来が目前に迫っている。しかし、日本の諸制度は、現実に追いついていない。一体何が必要なのだろうか。

昨年来くすぶってきた「森友学園」をめぐる用地買収の問題が、財務省が関わる文書改ざんの発覚という、インパクトのある形で再燃した。これは日本の株価にどの程度影響するのだろうか。

人手不足を背景に、企業の採用活動が実質的に前倒しになり、これに連動して大学生の就職活動も活発化している。しかし、社会経験のない学生が就職先を選ぶのは容易ではない。そこで山崎元氏が選ぶべきポイントを伝授する。

つみたてNISAの申込件数が急拡大している。中でも若年層に人気だ。条件面でかなり個性的な仕組みなのだが、これがじつによくできていると山崎元氏は評価する。

2月17日、男子フィギュアスケートで羽生結弦選手が五輪2連覇を果たし、将棋の藤井聡太五段も全棋士が参加する大会で優勝するなど、若者が大活躍した日だった。この様子を見た山崎元氏は、18歳前の若者に投資する有用性に気がついたという。

2月10日、政府が日本銀行の黒田東彦総裁を「続投」させる意向であることが、一斉に報じられた。黒田体制2期目において、投資家はどのような行動を取るべきなのだろうか。

AIの普及によって「必要がなくなる職業」として、銀行や証券会社などの金融マンが頻繁に取りあげられる。今は、そうなるまでの過渡期。今のうちに、生き残るための術を身に付けておく必要がある。

昨年から、「iDeCo」の適用範囲が広がり、今年からは「つみたてNISA」が始まるなど、税制上優遇された個人向けの資産運用制度が拡大している。しかし、どの制度を使ってどの商品に投資すればいいのだろか。山崎元氏が分かりやすく解説する。

まるで固定電話が携帯電話やスマートフォンに駆逐されて廃れたように、技術の発展によって銀行業も廃れていくのではないかと山崎元氏は予測する。そうした時代を迎えたとき、資産運用ビジネスはどうなるのだろうか。

投資信託についてブログで発信している「投信ブロガー」たち。一般投資家に比べ、投資リテラシーが高い。そんな彼らが選んだ「いい投資信託」を紹介する。上位に顔を揃えたのは、外国株の低コスト商品だ。

早稲田大学は、海外の未公開株などのリスク性の高い金融商品での資産運用を拡大するという。しかし、過去、私立大学の多くは資産運用に失敗し、大損を出している。早稲田大学の試みがうまくいくためのポイントを解説しよう。

年末年始、実家に帰省する読者も多いだろう。その際、是非、親と「お金」の話をしておきたい。万が一の際に備えることに加え、ダメな金融商品を買わされれている可能性があるからだ。

銀行といえば、かつては「いい就職先」の筆頭格で、就職できた学生は「勝ち組」だった。しかし、それは全くの幻想で、あまりお勧めできる就職先ではない。

来年から、「つみたてNISA」という、税制で優遇された投資のための制度がスタートする。既に金融機関では、申し込みの受け付けを開始している。筆者は、なかなかよくできた制度なので、是非、利用するといいと評価している。

元横綱の日馬富士が、前頭で同じモンゴル出身の貴ノ岩を酒席で殴打してけがさせた事件で、「内部告発者」となった貴乃花親方。彼をどう評価するかによって、組織に対する忠誠心が分かってくる。

巷間「人手不足」が語られるようになり、これに伴って至る所で人件費が上昇しているという。果たして日本経済にとって、人件費の上昇はいいことなのか。山崎元氏は、三つのメリットと一つの課題があると言う。

父が亡くなり、「墓なし、坊主なし」の弔いをやってから1年が経過した。その間、仏壇も撤去、骨つぼは自宅の一角に置き、たんすの上に写真を飾るだけというシンプルスタイルで故人をしのんでいた母の心が大きく変化した。

「たくぎん」の名で親しまれた北海道拓殖銀行と、大手証券四社の一角だった山一證券が経営破綻して、この11月で20年になる。この間に金融ビジネス、そして個人の“価値観”も様変わりした。元山一マンだった山崎元氏が振り返る。

11月7日、日経平均株価は前日比389円25銭高の2万2937円60銭(終値)と大幅高となり、バブル崩壊後の戻り高値を更新した。じつに25年ぶりのことだ。こうした今の状況は果たしてバブルなのだろうか。

書店に行くと、成功した投資家の投資ノウハウや、人となりについて書かれた本の一群が目につく。その数は膨大なものだが、一体、誰が最も「偉い人」なのか。山崎元氏が独断で選んだ。
